『タイミング・・っていうか・・・

何か上手くかみ合わなくて・・・』



顔を真っ赤に染めて、泣き出しそうな瞳で俺を見上げる侑月



『ごめんなさい、大丈夫だから・・・

恥ずかしい・・よね、もう大人なのに』



大丈夫って・・・

大丈夫な訳ないだろ?
ゆづ



てっきり経験はあると思ってたけど、ゆづがホントに初めてだって言うのなら

今日の俺は性急過ぎたって思うよ・・・



『ごめんな、侑月。

怖かったよな。』



まだ、震えてる体をそっと抱きしめて

額に一つ、キスを落とした。


まだ、誰も触れてない侑月の体・・・

最初に触れられるのは俺?!


そう思うと単純に嬉しい
つーかめちゃくちゃ嬉しい!!



『侑月、今日はもうここまで!』



『え?どうして?』



涙目のまま、俺の腕の中で戸惑う侑月を
力一杯抱きしめた

嬉しくて顔が緩んでるのが自分でもわかる