言葉にした瞬間、堪らなくなって

奥にある、彼女の寝室に向かい俺は歩き出す


欲しいと言った言葉の意味にようやく気付いたらしき彼女は

俺の胸に深く顔を埋めると、ぎゅっと身を縮めてしがみついた


“欲しい”

“今すぐ俺だけのゆづにしてしまいたい。”


衝動が、俺を突き動かす

ベッドルームに入ると、侑月はますます体を固くして俺の首に手を回した


『侑月、怖い?』



ベッドに侑月を座らせてから、
俺はそっと、覆い被さるように彼女を押し倒した


しっかりと目を閉じた侑月は、少し震える声で“怖くない”と呟く


絡み合うような深いキスの後、俺は彼女の首筋に顔を埋め、ただひたすらに唇を這わせる

侑月から、甘い吐息が漏れるのを確認してから

そっと、服の裾から手を差し入れた

ビクンと、もう一度、彼女の体が跳ねたのがわかった



『ゆづ・・・』



首もとから頭を起こし、侑月の顔を覗き込んで



『えっ?』