『あの、ありがとうね』


『え?何が?』



『あたしのこと、こないだ和真にあんな風に言ってくれて・・・・

すごく嬉しかった』



本当に嬉しかったの

何だかとっても大事にしてもらってるような

そんな気がしたから。



『なんだか、今日はやけに素直?』



おどけて笑うくせに、至って真剣な眼差しの柊

だって・・・



『今日くらいは素直になりたいなって思うから』


今日は、女の子から思いを伝える大事な日・・・



『柊が好き、です。』



一世一代のあたしの告白に、柊は柔らかくその目を細めた



『俺も。』



侑月が好きだ・・・

囁くように届けられる気持ち。