『どうして・・・』



心のどこかで、
侑月ならきっと許してくれると思っていた俺は

余りにも意外な侑月の態度にポカンと口を開けた


『あたし・・・
出会っちゃったの・・。
和真に振られたあの日に。』



『出会ったって?』



侑月の発した言葉の意味が理解できずに
そう、問い掛けた時・・



『運命の人、だよな?』


突然、侑月の後ろに現れた男が

座った侑月の体を抱き寄せた。