昨日はあれから
千代が落ち着くまで
あの公園にいた。


帰り道
空はだんだんねずみ色になって
雨が降った。


それももう朝になると止んでいた。


「陽、おつかれ様」

千代がタオルを僕に渡す。

「ありがとう」

僕はタオルを受け取り
汗を拭いた。


雲間から太陽が差して
雨の雫に濡れた世界が
一斉に日差しを反射した。


今日の部活は終了した。