「あっ…すっすいません」

がばっとあたしの頭を押さえながら言う妣…

えっ…えぇ!?

顔みたいよ…

でも妣の力が強くて顔を上げたくてもあげれない…

もぉ…妣の馬鹿力!!


「この子は大丈夫なんで…もう行ってください!!」


行ってくださいって…妣〜ッ!!

「ごめんね…」


そう言い残してかっこいい人はいなくなった

「ふぅ…」

妣の力が一気に抜ける…


「ちょっ妣…」

「あっ…ごめんごめん」

「ねぇねぇっ…マンガみたいな恋到来だよっ」

はぁ…

ため息だけついて首を横に振って呆れる妣…

「よしっ…名前聞いてこよっ」

名前を聞きに行こうとした瞬間腕を妣に掴まれる


「えっ…尋知らないの?」