うん、やっぱりここだよね〜!

屋上が1番だね!



あ、消える前にメールしなきゃねー。


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dear翔也
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貴方と居ることが
私の幸せでした。

でも、もう駄目だね。

貴方には他に好きな人が
いるんでしょ?

私には話しかけてくれない
もんね。

だから、あなたの前から
消えます。

さようなら
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from由夢
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よし、これでいいね。


ん〜、やっぱここ空気最高だな!




最後の場所には丁度いいね!





そして私はフェンスを超えた。




「これでここからもお別れだな…」


ガチャッ!!!!



「由夢!!!!」



もー来ちゃったかー。


「翔也…。」

「由夢何してるんだ、早くこっちに来い‼」


翔也…


でもゴメン。


もう


「遅いよ…」

「何‥言ってんだよ…」


「ねぇ、翔也。
私ね寂しかったよ?

彼女であって、愛してもらえないとか。

本当に、辛かった。

でも、翔也に好きな人が出来たなら、

諦めるよ、私。

貴方の為なら私は…




潔く消える。」



「由夢…」