「わぁ~、やっぱり混んでる!早く行こ!?」


私が慌てて売店に向かおうとすると、
凛音ちゃんが急に私の腕を掴んで制止した。


「ど、どうしたの?」


「なんかおかしい・・・」


「・・・え?」


おかしい?


「いつもはこんなに混んでないのに・・・」


「え?そうなの?」


よく見ると生徒が囲んでいる
中央の辺りで、もめ事でもあったのか
先生らしき人が誰かと話していた。


「・・・なんだろう?」