病気になった姉はいつも通りで何ら変わりなかった。
だから時々、彼女を疑い、同時に酷く憎んだ。
別に僕は両親に愛されてないわけではない。
むしろ、両親は間違いなく僕のことだって心から愛してくれているとわかる。
でもあの時の僕はまだ幼くて、姉を優先させられ、
それでいて元気な姉を見ると反吐が出そうになったこともある。
そんな自分が嫌いだった。
もし姉が僕の立場だったら絶対こんなこと思わない。
僕は幼い頃からずっと、姉になりたかった。
母はずっと僕に、「ひなたが困っていたら、助けてあげて」と言った。
部活帰りで疲れている時も、
塾から帰ってきてすぐ寝ようとしたときも、
勉強している時もだ。
それが時折悔しくて、鬱陶しくて、邪険に払ってしまっていた。
でも母はそうすると、何も言わずに部屋から出ていく。
僕は情けなくもほっとする。
だから時々、彼女を疑い、同時に酷く憎んだ。
別に僕は両親に愛されてないわけではない。
むしろ、両親は間違いなく僕のことだって心から愛してくれているとわかる。
でもあの時の僕はまだ幼くて、姉を優先させられ、
それでいて元気な姉を見ると反吐が出そうになったこともある。
そんな自分が嫌いだった。
もし姉が僕の立場だったら絶対こんなこと思わない。
僕は幼い頃からずっと、姉になりたかった。
母はずっと僕に、「ひなたが困っていたら、助けてあげて」と言った。
部活帰りで疲れている時も、
塾から帰ってきてすぐ寝ようとしたときも、
勉強している時もだ。
それが時折悔しくて、鬱陶しくて、邪険に払ってしまっていた。
でも母はそうすると、何も言わずに部屋から出ていく。
僕は情けなくもほっとする。