私達はしばらく歩いて、イルミネーションの木が並べられた通りに着いた。

その景色は私の気持ちを高ぶらせた。

…信じられないくらいに綺麗だった。

一色のブルーのイルミネーションが、とてつもなく。

私の目に焼き付いて離れなかった。

いつか、大切な人とこうして、こんなふうに、こんなに綺麗なイルミネーションを一緒に見たいと思っていた。

私の夢は叶った。

私はもしかしたら、もうやり残したことなんてないのかもしれない。

愛した人に名前を呼ばれた。
綺麗なイルミネーションを見た。
思い出を共有できた。

好きだと、言って貰えた。