以外にも、外出許可は割とあっさりだった。

私が必死だったから、通じてくれたのだろうか。

久々にするオシャレ、メイク。

ようのために、ように可愛いって思われたくて、自分を出来るだけ可愛くする。

この行動も、本当に久々で、新鮮な感覚だった。

こうして鏡を見ると、きっと誰が見たって私が病気だなんてことには気づかないだろう。


久々に浴びた外の空気。

夕方で、寒くて耳が取れそうだった。

だけど、今の私にはそれさえも心地よかった。