久しぶりに鳴った、聞き覚えのあるリズムに乗った鈴の音。
紛れもない、私の携帯からだ。
まだ感覚の失われていない腕を軽々と持ち上げ携帯を手に取る。
メッセージはようからだった。
明日のクリスマスイブに、イルミネーションを見に行こうといった誘いだった。
その一文を見た時、すごく泣きそうになった。
どうしても行きたい。
私は死ぬ気でお医者さんとお母さんに頼み込んだ。
明日デートに行かせてくれたら、もうもしそのすぐ後に死んでも、きっと未練は残らないから__、
二度と病院から出ないから__、
ずっとお母さんの傍にいるから____。
紛れもない、私の携帯からだ。
まだ感覚の失われていない腕を軽々と持ち上げ携帯を手に取る。
メッセージはようからだった。
明日のクリスマスイブに、イルミネーションを見に行こうといった誘いだった。
その一文を見た時、すごく泣きそうになった。
どうしても行きたい。
私は死ぬ気でお医者さんとお母さんに頼み込んだ。
明日デートに行かせてくれたら、もうもしそのすぐ後に死んでも、きっと未練は残らないから__、
二度と病院から出ないから__、
ずっとお母さんの傍にいるから____。