___次の日、彼女の記憶から僕は消え失せたそうだ。
昨日のことも、今までのことも、僕の存在自体も。
そしてもちろん、もう会いに来ないで欲しいと。
ひなたの事は忘れて欲しいと。
だが、そこまで絶望という絶望は襲ってこなかった。
もともと、昨日のデートは最後の希望のつもりだった。
でも、記憶が何もかも消え失せて言ってしまうと言っていたひなたは、
僕のことを覚えててくれていた。
それだけで僕は十分だ。
僕のことを覚えていようと、忘れないでいようとしてくれた。
そのひなたの気持ちだけで、十分だ。
昨日のことも、今までのことも、僕の存在自体も。
そしてもちろん、もう会いに来ないで欲しいと。
ひなたの事は忘れて欲しいと。
だが、そこまで絶望という絶望は襲ってこなかった。
もともと、昨日のデートは最後の希望のつもりだった。
でも、記憶が何もかも消え失せて言ってしまうと言っていたひなたは、
僕のことを覚えててくれていた。
それだけで僕は十分だ。
僕のことを覚えていようと、忘れないでいようとしてくれた。
そのひなたの気持ちだけで、十分だ。