小学校5年生の時に、みんなでお泊まりして、

夜中に彩が具合悪くなっちゃって、気持ち悪くて、眠れなくて、

みんな寝ちゃってるし、慣れない家だし、すごく心細くて

不安で不安で、泣けて来ちゃったとき

一番彩から離れたところで寝てたそうちゃんが急に起きて、彩の方見て


「どうしたの?」


って一言、言ってくれて。

そしたら急に安心しちゃって、号泣しちゃって…笑

びっくりしながら、隣に来て、

「大丈夫だよ」

って背中さすってくれて、

気持ち悪くなっちゃったって、小さな声で言った彩に

「一人でこわかったね、頑張ったね」って言ってくれて、

彩が寝れるまで、隣でお話したり、励ましたりしてくれて、

すっごくうれしかったなあ。


あのころからずっと変わらず、そうちゃんは彩に優しいね。


この頃が、彩は一番幸せだったかもしれない。