「えっ、あっ、ううん、大丈夫だよ
気にしないで」


「すみません
今日はかっこ悪いとこばっかで……
でも!!今度は、かっこいいとこ見せるんで、また見に来てくれると嬉しいです!」


奏多くんは笑いながら言っているけれど、私でも分かるくらい、その笑顔は引きつっていた


でも………
私は、返す言葉が見つからなくて


「う、うん、また、見に行くね!」


「じゃ、雪乃さん気を付けて帰って下さい!」


奏多くんは手を振って走っていった


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─────まただ……

どうして、ちゃんと伝えられないんだろ