せんせぇが私の手を引っ張った。私は、せんせぇの上に乗るかたちになった。

「1つだけ、約束していいか?」

「何ですか?」

「ずっと… 卒業するまで学校、ちゃんと来いよ」


ドクンッ


私は、悩んだ末、

「うん。分かった」

と、返事した。

「よっしゃ!」

せんせぇは、ニッコリ笑った。私は、その笑顔にドキッとした。