「無理っ。せんせぇとは、別れない」

「じゃあ、これをまいてもいいんだな?」

そう言って取り出したのは、写真の束だった。

「それ…」

「分かるだろう?」

「全部、私たちじゃない!?返しなさい!」

「俺と付き合ってくれたらね」

「意味分かんない!」

「さっさと決めたら」

私は、松本を睨んだ。

松本は、笑ってる。