うん。でも本当なんだもん…。


陸くんに勉強会のときには強めに迫られたり押し倒されたりしたこと。


坂口くんに不可抗力とはいえ抱きしめられたり手を繋いだりしたこと。


滝本くんに意地悪ばかり言われながらも、時々優しくしてくれて体調が悪いときや怪我をしたときに助けてもらったこと。



相葉くんにずっと避けられていたけど、彼が風邪でお家にお邪魔したときにやっとお友達になれたこと、そしてそのあとまたお家へ行ったときに、抱きしめられたこと___…。



あたしは全て包み隠さず、りりかちゃんに話した。


あたしが話をしている間、りりかちゃんはケーキを頬張りながらも真剣に耳を傾けてくれた。




「…っていうこととかね、色々あって。」


「ふぅーん?」



あたしがひととおり話し合えると、りりかちゃんは相槌して右手に持っていたフォークをお皿に置いた。