女の子が何か言ってるけど、全然聞こえない…。 「~~~…好きです!付き合って下さい!」 女の子が、顔を赤くして言う。 …………。 『「えぇぇ~~!」』 あたしと藍は小さな声で叫んだ。 涼太達には聞こえてなかったみたいだから良かった……。 てか、告られてるよ…涼太が! うわ~…何かこっちまで恥ずかしくなってくる。 「涼太…付き合っちゃうのかな…?」 俯きながら、言う藍。 あたし達は涼太の返事を、静かに待った。