そして、涼太が藍にマイクを渡した。



「私に投票してくれた皆さん、ありがとうございました!マスコットとして、この学校にふさわしい人になっていきたいですっ♪」



藍はそう言って、照れくさそうな顔で笑った。



「「「可愛い~~!!」」」


「「彼女になってくれ~!!」」



うえっ…。


うぜ……。



「では、次に美男美女コンテストの優勝者の2人お願いします♪」


あ…?…俺?



…やべっ!全然考えてなかった。



『…え~と…優勝できて凄く嬉しいです!ありがとうございました!』



そう言って一応、営業スマイルをしておいた。



…こんなもんでいいよな?



「「「キャ~~!!」」」


「「かっこいい~!!」」