「あん時同じクラスじゃなかったら、喋ってもなかったかもね。」



そうかも。



それに、今この場所にいないよね。



やっぱり…



『運命…かもね。あたし涼太と出会って良かったよ…?』



あたしが顔を真っ赤にして照れながら言ったら、涼太がびっくりして言った。



「何か藍が可愛いこと言ってる……風邪?」



と失礼な事を言い、今度は風邪じゃないかと心配し始めた。



『…失礼な奴~。もう言わないからね。』


「嘘だよ~!藍がそんな事思ってたんだなぁ~…って思って嬉しかった♪」



と、嬉しそうな顔で言われたので、たまにはあんな事言ってやってもいいかな…と思った。