何でこの人はこんなに、図々しいのっ?
強引なの?


俺様なの!?


「もう!流星さんっ」

さっきまで寝ていた布団の前で、流星が立ち止まった。
そして、黙ったまま部屋を見渡し始めた。


何!?
恥ずかしいんですけど!?



起きたばかりの布団と、殺風景な部屋を見渡され恥ずかしくなる。

「流星さんっ!もうっ…」

見ないで!!
てか、黙ってるのが怖い!!


黙ったままの流星の前に、回り込んだ。


「あのっ…」

「寂しくないのか?この部屋にいて」

ドクンー…



「…え?」

寂しい?

思っていたことと違う言葉が流星から発声られ、ぽかんとしてしまう。



「まだガキなのに、一人で住んでて寂しくないのか?」

ドクンー…



寂しい…



流星に向けていた視線を床に向け、俯いて考える。