いや、怖い。
でも、逃げたい。
地元がすごく嫌いなわけではない。
ただ疲れただけ。
友達だったはずの男子達と、ほんの少し、揉めただけ。
そう、ほんの少し。
私だってジェイ・ケイしたいもん。
友達と寄り道したり、遊んだり、付き合ったり。
もっとも、寄り道なんてする場所はないのだけれど。田舎すぎて。
どうしよう、たくさん考えた。
不安と逃げたい。天秤にかけてみたら、逃げたいが勝ってしまった、それだけ。
それだけでわたしは、地元から車で2時間以上かかる場所へ進学を決めた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…