「僕は今日のスクバ、辞書が入ってるから 持ってあげようと思って 手を差し出したんだけどなあ。」 それを聞いた途端、 美緒は手を離す。 「えっ、あっ、あの、これは違くて…」 必死に言い訳を考える姿も可愛くて仕方ない。 「何が違うの?」 さらに言葉をかぶせると 一瞬黙ってから 「手を繋いでもらってもいいですか」 爆弾を落としてきたんだから理性が飛びそうになる。 「誰から吹き込まれたの?そんな技 可愛くて仕方ない」