こんなこと言ってなんだかんだ心配してやってくれるのを知っている。 そんな樹に甘えてしまうのだ。 「教室もどろ。」 樹が言ったので私はこくり、と頷き 2人で教室に向かって歩き出した。 私と樹は同じクラスだ。 樹はかっこいい王子様と言う感じでみんなにもてはやされてる。 まぁ、顔は悪くないと思うが、 王子様モードの樹はキモくてキモくてたまらない。 ま、私も樹から見たらそうだろう。 素が1番ってことさ。