み「えっ」
雷「大丈夫だから」

彰「お待たせ」
雷「来たか」
楓空は病室の雰囲気を感じ取った
ふ「雷ちゃんなに話したの」
雷「お前の家族がいないこと」
み「えっ」
ふ「そっかじゃあ話すね」

楓空は過去をはなし始めた
ふ「私は佐々木楓空じゃなくてほんとは四月一日楓空
四月一日財閥の跡取りで四月一日組組長です」
涼「えっ四月一日財閥って」
み「四月一日… ふうちゃん?」
ふ「(コクッ)そうだよみーくん」
陸「えっみきと知ってたの?」
み「いや今まで忘れたてた」
元「四月一日財閥は倒産したのではありませんか?」
雷「倒産はしてないけど表には出てない」
涼「それで」
ふ「私が4歳のときに私の両親そしてお兄ちゃんが黒沢組に殺されたその日は私の誕生だった」

その日は私の4歳の誕生日だった
私の家は組もやってたんだけど住んでるところは離れに住んでて組員とは別で住んでた
誕生日の日の夜は離れで家族で過ごすことが決まってたから私は朝から組のほうの家に遊びに行ってた
兄は私の誕生日プレゼントを買いに友達と出かけてて両親は私のためにパーティーの準備で家にいたの
組「楓空今日誕生日なんだろ?おめでとう」
組員と仲がよかった私は暇さえあれば組のほうに顔を出してた
組「ふうおめでとう何歳になったんだ?」
ふ「ありがと4歳だよ!」
組「おっもう4歳かはやいな」
組「樹(たつ)は?」
ふ「にいはお友達とふうのプレゼント買いに行ってるよ」
組「そっか楽しみだな」
ふ「うん!」
組「じゃあ今は俺たちと遊ぶか」
ふ「うん やったー!」
それからしばらく組員と遊んでて遅くならないうちに家に帰った
ふ「ただいまーママ?パパ?」
いつもは聞こえてくる声が聞こえてこなくて不思議に思いながらもリビングに行ったら
両親が誰かと話してたんだ
ガチャ
ふ「ママ~パパ~?お客さん?」
マ「ふう!?」
パ「ふう!来ちゃダメだ」
ふ「え?」
パンパンパン
パ「うっはぁはぁふ、うに、げろ」
ふ「パ、パ?」
マ「うっ、ふうにげて」
ふ「マ、マ?」
パ「楓空誕生日おめでとう愛してるよ」
マ「楓空お誕生日おめでとう大好きよ」
パ「楓あい、してる…」
マ「春樹、あい、してるわ」
2人は倒れながらも寄り添うように近づいて動かなくなった
私は目の前で両親を殺されて動けなかった
相手はニヤニヤしながら近づいてきて耳元で「またね」って言って出て行ってしまった
そのころお兄ちゃんは友達と別れて一人で家に帰ってきてる最中に誰かに刺されて道端に倒れてたのを通行人に発見された。
組も人たちも何者かにやられていた
私は自分の誕生日に大切な人達を全員なくした
それから程なくして私は黒沢組に誘拐された
全「!」
あそこは地獄の場所だった
黒沢組で私は組と族潰しをさせられていた。与えられた部屋では組員に犯されたり殴られたりストレスの解消の道具になっていったの。
それから私は感情を無くし誰も信じなくなった。
でもある日黒沢もいなくて見張りが甘い時に私を逃がしてくれた人がいたんだ
千「ここか?」
ふ「だれだ」
千「これはひどいなー君ふうあちゃんやろ?」
ふ「…」
千「逃げな」
ふ「はぁ?何言ってんの」
千「あんたはここにいたらあかん生きなきゃ
生きて世界をみてちゃんと仲間をつくれ
お願いや」
ふ「あんた何言ってんの?そんなの私がやると思うの?」
千「やってくれるよいいから行け
はよしないと黒沢が帰ってくるぞ
お前は生きろ楓空」
ふ「名前は?」
千「おれは千 望月千(もちずきせん)」
ふ「千ありがとう」
私は千を信じてみたくて千の言葉通り黒沢組から逃げた
黒沢組から逃げた後は誰にも見つからないように静かに生活をしていたんだけど自分の居場所がなくなりどうすればいいのか分からなくて
毎日夜出かけてケンカしてを繰り返してたらあだ名がつけられた

一応組の人たちと仲がよかったからケンカの仕方とか教えてもらってたからある程度できてた