病院の待合室でももちゃんが出てくるのを私たちは待ってた
雷「楓空!」
結「ふう」
みんなが次々と入ってきた
瑞「ふう!」
ふ「ちょ瑞希さん離れて苦しい」
瑞「やだ離れない凄く心配したんだから(グス)」
ふ「私は大丈夫だよ」
雷「お前らもボロボロだな」
陸「理事長がなんでそれに彰さんも結さんまで」
涼「全部説明しろよ」
元「涼落ち着いてください」
み「話せよ」
ふ「分かった」

ふ「まず雷ちゃんたちがここにいるのは私たちの親みたいなものなの」
雷「改めて自己紹介しようか
俺からな 俺は4代目紅龍総長 須藤雷」
彰「4代目紅龍副総長 七瀬彰」
結「4代目紅龍幹部 月城結一」
瑞「4代目紅龍幹部 元山下瑞希、現月城瑞希」
陸「月城ってことは結さんの奥さん?」
元「皆さん元紅龍の人だったんですか」
み「なんでそれで楓空たちと関わりがあるんだよ」
ふ「今から説明する」
ガラっ
いきなり手術室の扉が開いてももちゃんと先生が出てきた
ふ「先生!」
先「無事に手術は終わりました」
ふ「良かった」
先「ですが当たり所が悪かったのと精神的疲労などでいつ目を覚ますのかわかりません」
ふ「そ、うですかありがとうございました」

雷「桃子なんだって?」
私は今さっき聞いたことをみんなに教えた
涼「まじかよ」
瑞「そんな」
紅龍のみんなは言葉を失ってた
私はみんなの表情をみて思ってしまった
私がなんとかしないといけないとと…

彰「とりあえず病室行きませんか?」

彰の言葉で病室に移動した

病室ではももちゃんの頭に包帯が巻かれてて左手には点滴が刺さってた

涼「ももちゃん…」

私はそっと病室を出て屋上に向かった

ガチャ

屋上に出て空を見上げれば雲一つない空が広がってた
私は柵のほうに歩いて柵に寄りかかりながら座った

ガチャ
誰かが入ってきたので立ち上がった

み「大丈夫か」
ふ「何が」
ふわっ
後ろから抱きしめられた
ふ「ちょなにして」
み「これならだれにもバレずに泣けるぞ」
ふ「えっ?」
み「今まで泣きそうな顔してたからだからもう泣いてもいいんじゃないか」

ふ「みきとありがとうもう大丈夫」
み「そっか」
ふ「ねぇなんでここに居るってわかったの?誰にもバレないようにしてきたのに」
み「楓空のことだから桃花が無事だと分かったら泣くと思ったから」
ふ「そっか……みんなに話さないとね」
み「そうだなでも今は無理だろうな涼真は桃子が起きるまで離れないだろうし」
ふ「そうだね みきと先に戻っててくれない?私まだここに居るから」
み「分かった先に戻ってる」

病室の方ではみんなしてももちゃんを見守ってた
涼「理事長楓空のことですけど」
陸「そういえばふうは?」
流「みきともいない」
陸「いつの間に居なくなかったの」
涼「あいつは何者なんですか」
雷「あいつは孤独だったんだよ」
雷の一言でOBの人たちは顔をそらした
元「どういうことですか」
雷「あいつには家族はいない」
全「「!?」」
みんなが息を飲んだ
そこにみきとが入ってきた
雷「楓空は」
み「屋上にいます」
雷「分かった 彰」
彰「分かった」
彰はみきとと入れ違いに出て行った
み「彰さんは?」
雷「楓空を呼びに行った」