「お疲れ!1日ありがとう!気を付けて帰ること!」
昇の言葉を皮切りに、大志の車から降りたそれぞれが帰路についた。
まだ眠気が残っていて、ぼーっとしていた。
今から電車に乗ると、帰るのは日付を超える。
明日バイト夜だけにしていてよかった…なんて考えながらとぼとぼと切符売り場へ向かって歩いていると、携帯が鳴った。
『あ、紬?もう帰っちゃう?』
大志だ。
「今から切符買うところやよ、てか今日運転ありがとね」
『そんなの全然いいよ、楽しかったな。
てことで今から2人で飲まない?』
あまり話せなかった分、この誘いは嬉しかった。
「飲みたい」
そう答えてすぐ電話を切り、先程解散した場所へ向かった。
「悪ぃな、呼び戻して。まだ切符買ってなかった?」
先程別れたばかりの大志がまた今目の前にいることが嬉しかった。
「ううん、大丈夫!」
「こないだみたいに、ホテル飲みでいい?」
「全然いいよ、今日は疲れてるからすぐ酔い回っちゃうね」
前と同じホテルに向かい、前と同じようにウイスキーのボトルを空け、前と同じように大志の腕の中で眠った。
1日話せなかった分話したかったし、展望台で美鈴とどんな話をしたのか、陽佑から言われたこと、帰り道、昇と話していたこと、話したいことは沢山あったけど、やはりお互い酔いが回るのが早く軽い雑談程度の話しかしなかった。
ただ、大志といるこの時間が好きで、大志の腕に包まれている今が幸せだと感じた。
この日も一線を超えることなく朝を迎え、夜はお互いに予定があったので駅まで送ってもらい解散した。
昇の言葉を皮切りに、大志の車から降りたそれぞれが帰路についた。
まだ眠気が残っていて、ぼーっとしていた。
今から電車に乗ると、帰るのは日付を超える。
明日バイト夜だけにしていてよかった…なんて考えながらとぼとぼと切符売り場へ向かって歩いていると、携帯が鳴った。
『あ、紬?もう帰っちゃう?』
大志だ。
「今から切符買うところやよ、てか今日運転ありがとね」
『そんなの全然いいよ、楽しかったな。
てことで今から2人で飲まない?』
あまり話せなかった分、この誘いは嬉しかった。
「飲みたい」
そう答えてすぐ電話を切り、先程解散した場所へ向かった。
「悪ぃな、呼び戻して。まだ切符買ってなかった?」
先程別れたばかりの大志がまた今目の前にいることが嬉しかった。
「ううん、大丈夫!」
「こないだみたいに、ホテル飲みでいい?」
「全然いいよ、今日は疲れてるからすぐ酔い回っちゃうね」
前と同じホテルに向かい、前と同じようにウイスキーのボトルを空け、前と同じように大志の腕の中で眠った。
1日話せなかった分話したかったし、展望台で美鈴とどんな話をしたのか、陽佑から言われたこと、帰り道、昇と話していたこと、話したいことは沢山あったけど、やはりお互い酔いが回るのが早く軽い雑談程度の話しかしなかった。
ただ、大志といるこの時間が好きで、大志の腕に包まれている今が幸せだと感じた。
この日も一線を超えることなく朝を迎え、夜はお互いに予定があったので駅まで送ってもらい解散した。