教室に着いた俺らは遅刻扱いだった。


「あ、せりな!おっそいよー!」


「あ!夏帆〜!」


さっきまで子犬みたいについてきてた子が


親友見つけたらそっちに走って行った


俺は窓際の一番後ろの席に座った


その2人も俺の前に並んで座った


「寺山〜!」


あいつも同じクラスか。


「おい!聞いてんのかよ!」


あいてた俺の隣にスッと座って


うるさいぐらいに話しかけてくる奴は


佐野 蒼太


小学校からの友達


って言っても腐れ縁みたいなもんで


蒼太はなぜかちっちゃいときから


俺の隣にずっといる。