「寺山くん!」


俺についてきたのか


振り向いたら女の子がいた。


「だれ。」


「私、寺山くんが好き…


本気じゃなくてもいいよ…」


いきなりキスしてきた。


こんなことも慣れてる。


この先求められることもわかりきってる。


ほら、強引に抱きついてきた。


「すきなの…一回だけでもいいの…」


まぁ。抜くだけ抜いて捨てればいっか。


俺はこの子を受け入れた。


屋上に置いてあるベンチの上で


俺らはヤった。