「南」
「あ、はい」
「俺がお前に今キスしたら、
何回目になるでしょーう?」

大宮課長はいたずらな目をして、
私を見下ろした。

「えっとですね、
この前のホームパーティーの夜に
初めてだったんですね!
だからー、二回目です」
「ばぁーか。
四回目だよ」
「?!」
そして、四回目のキスをしたのでした。
って…、あと二回はいつのこと?!



《終わり》