青葉「ここで話してよ。
大高に使う時間がもったいない!」

遥希「そう言うなよ。
柿谷にとってもいい話だから。
な?付き合えって。」

大高のために使う時間は
本当にもったいないけれど
私にとってのいい話の方は
少しだけ気になる。

青葉「分かった。
話が終わったらすぐ帰るからね!」

遥希「どうぞどうぞ。」

まさか、営業部のエースの彼が
オタクだとは皆、思っていないだろう。
もちろん、私の事も。

仲の良い同僚が楽しげな会話をしている。
周りの人達はそう思ってるに違いない。