遥希「…ああ、うん。
昨日は悪かったな。」

青葉「全然!私の方が大高に
迷惑かけてるしね。沢山。」

遥希「だな。」

青葉「え、酷い!」

遥希「…柿谷がいてくれて良かった。
今日も昨日も。」

ほんの少しだけ。
本当にちょっとだけ。
私に告白してくれた時の大高を
垣間見た気がした。

でも、それは本当に
私の勘違いだったのかもしれない。

遥希「て事で、お願い!
ざっとでいいから話の内容
教えてくんない?」

大高は顔の前で両手を合わせると
イタズラな笑顔を浮かべ、そう言った。