ソファに座りながら
大高の背中と風祭 ユリヤの姿を
交互に見つめた。

遥希「柿谷さ…」

青葉「うん。」

その後に続く言葉をじっと
待ってはみたけど言葉は続かなかった。

遥希「百瀬さんってさ…」

青葉「うん。」

今度もやっぱりその後の言葉は続かなかった。

遥希「ユリヤちゃんって…」

青葉「大高。誰の話すんの?」

だから、今度はこちらから
違う言葉を投げかけてみた。

遥希「やっぱり、すげぇ可愛いよな。」

青葉「そうだね。可愛いよ。」

遥希「あー、俺の目に
狂いはなかったよなー。」

そう言いながら大高は笑っていた。