依知「つーか、怒んないの?」

青葉「何故ですか?」

依知「いや、あんた。訳も分からず
ユリヤに水かけられてんじゃん。
そこは怒ってもいい所なんじゃない?」

そりゃあ、確かに驚いたけど
風祭 ユリヤの気持ちは分かる。
突然、浮気相手が目の前に
現れたら誰だって怒る。
まあ、私は偽物だけど。

青葉「恋する気持ちは分かりますから。」

依知「恋する気持ち?」

青葉「あ。もちろん私は
三次元の話じゃなくて
二次元の話ですけど。
どっちも恋する気持ちは
同じだと思うんです。
好きな人を振り向かせるために
様々な選択肢の中から
私は正解を探してる訳ですし
風祭 ユリヤもきっと、あなたとの
正解を探してたんですよ。」

依知「何だよ、それ。」