青葉「だから、私はあなたの事...」

律「僕の父は僕達を結婚させようとしてる。」

青葉「それはあなたが...」

律「君のお父さんもだよ。
2人で話し合って決めたそうだ。
そのうち、君の耳にも入る。
君のお父さんの会社。
相当、危ないみたいだよ。」

お父さんからそんな話は
聞いた事がなかったけど
思い返してみると
小さい頃もよく喧嘩してた。

普段は仲の良いお父さんと
お母さんだったけど
いつも喧嘩になるのは会社の事。

私に言えなかっただけで
本当はずっと苦労してたのかもしれない。

なのに、私は...

好きなものに好きなだけお金を
使って...少しも両親の事考えなくて...
でも、そんな私の事を責めなくて...

社会人になったんだから
少しくらい気にかければ良かった。

青葉「本当なんですか?」