翠ちゃんには『夜に電話するね』って伝えた。

カバンを持って柊先輩の傍に行くと腰に腕を回し歩き始めた。

皆の視線を浴び、玄関に行き外に出た。

柊先輩と私の家に向かって歩いた。

徒歩20分で着いた我が家。

「ただいまぁ」

玄関で言うとママが『おかえり』って出迎えてくれる。

「えーと、、葉月の彼氏?」

あっ忘れてた・・・。柊先輩の事。

「はじめまして、有沢柊です。

葉月さんとお付き合いさせていただきました」

きちんと挨拶してくれて・・・

「あの、美月さんに、お線香あげてもいいですか?」

お姉ちゃんのことに触れた。

ママは『えっ!?』と驚いている。