競技後から戻ると、夕夏がダチと来てた。

何か言いたそうだったが無視して、別室に逃げた。

祐司がさっきのは笹井和美だと言う。

中学校の時から俺を好きだったと・・・。

夏休みの事を話したけど、諦めきれないとかで一緒に来たらしい。

まぁ、葉月を見に来たんだろうけど・・・。

「それで、彼女は納得したんですか?」

「あぁ、多分。全然見てくれもしなかったと言って、夕夏と帰って行ったよ」

「でも、柊、気をつけろよ」

総司に言われ頷いた。