「俺は絶対お前と別れない。」
「どうして…?もう、付き合ってても意味ないじゃん。」
そうだよ。意味ないんだよ。
「なんでそんなこと言うんだよ」
「そんなの…。
優希は考えたことある?私がどれだけ辛かったか。
あなたが何を思って、女の子と遊んでたのかはわからないけど、私はあなたのことを許せないよ。
付き合ってたってこれじゃ意味ない。
付き合った当初からそうだった。
優希は初めから私に冷たかったよね。
私、付き合うってお互いを支え合うことだと思ってたの。
恋人になれたから、毎日笑顔で過ごせると思ってたの。
だから、付き合ってこんな辛さ感じるなんて知らなかった。
これなら…片想いの辛さの方が耐えられた。」
自分の思いを言い終えた私は、涙で頬が濡れていた。