優希に話しかけたら、はい、安定の無視でした。



悲しかったけど、これが私のけじめだから、勝手に手を引いて空き教室まで連れて来ちゃいました。



ちなみに、今はお昼休憩。


だから、断られたら、すぐに別れ話ができる。



いざ、勝負!(?)


「なんだよ。こんなところに連れてきて。」


優希がすごく不機嫌なのがよく伝わってくる。



でも、ここまでしたんだもん!言うしかないよね!



「ねぇ、優希。今日、放課後空いてる?久しぶりに映画でも行かない?」


よし、言い切った。



あとは答えを待つだけ…なんだけど。



優希の眉間にシワがよった。


これは、断られるね。



「ごめん、無理。話ってそんだけ?もう帰っていい?」



やっぱりね。


「…待って。」


決意…したもんね。


「優希、別れてください。」