長い、長い、長い、

長い。長い。長い。

なんにも見えない、

ひんやりとした、廊下を、

歩くでも走るでも

戻るでも進むでも、なく。

ただただ足をどうにか動かしていた、

見たいな、色のついたものを。

見たいな、あれほど忌み嫌った人間を。

人間みたいな、私。

繰り返される、