もう我慢できない。


「ちょっと!」

「ああ”?」


私は奴らの元に行くと強い口調で言った。


「拾いなさいよ!」

「誰に向かって言ってんだテメェ」


私が文句を言いにいくと、にらみを利かせてくる3人。


負けない。

こんなことには絶対。


例外はない。

ダメなことは誰がやってもダメだ。


「見て分からないの?みんな掃除してるのよ」

「分かんなかったなぁ~

キレイになろうが汚なくなろうが別に俺たちに関係なくね?」


「この学校の生徒である以上、関係ないなんて言わせないわ。

拾いなさい」


絶対に引かない。


ここで引いたら頑張ってくれている子たちの努力が無駄になっちゃう。


「チッ!イライラすんなお前、あんまり俺らを怒らせると……」


うざったそうにいいながら真ん中にいる男が私の腕を強く掴む。


「……っ」


痛い。

強い力で捕まれ、痛みに顔をゆがめるとからは言った。


「この腕ヘシ折ってもいいんだぞ」


ギリギリとさらに力を入れる。


「痛っ……、ちょっとやめてよ!」


力の強さにぐっと顔を歪めたその時。


ーーパシン。



「触んなよ」