使用人として働いて働いておるから大丈夫だよ。さぁ。行きましょう。」
「は、はい。」
4人はキッチンで莉の行動を見てました。
莉は3つのパンを仕上げをしつつノートを開いて何かを考えつつ冷蔵庫を開いてさらに考えてました。
「莉は何をしているんだ?」
「何の料理を作るかだな。」
「そこでこそこそと見てないで堂々と見たらどうですか?」
「しかし、使用人にとってキッチンはテリトリーだと聞く。なぜ、入っていいのだ?」
「どこぞのお屋敷の話をなさるおつもりですか?ここはキッチンとお食事場所であり、私が怒るときは余程の事です。」
「あ、あのお願いがあるんだけどいいかな?」
「なんでしょうか?」
「王の戦いまではこちらでお世話なるんですが、私に家事の事、手伝えることはな、ないでしょうか?」
「何故でしょうか?」
「本日よりお世話になるので少しでも手伝わせてください。お願いします。」
「俺も手伝わせてください。お願いします。」
まどかと一之は頭を深々と下げてる間、莉は考えて口を開きました。
「気持ちはりがたい‥5名の使用人なのですから、手伝う必要ありません。」
「な、何故ですか?理由がございますの?あるのであればどうしてなのか教えてください。お願いします。莉。」
「偵察とか聞き出すのと、この客人として住まわれる姿を学なければなりません。すなわち苦労の連続と言っても過言ではありません。手伝いとかおこない本来の各使用人と教育を引き受けた俺は雇われの身から、引かなければなりませんね。」
「えっ?それは、困ります。私達は、莉にお世話ばっかり仕事しているのに私は何も出来ないなんで。」
「まどか、人の話を聞いてるわけ?まどかは今、敵国の街の状態や仕組みを知って家を慣れていきなさい。そうじゃなきゃまどかと一之も困ることが多くなるだけだよ。客室でお茶を楽しんでなさい。」
「は、はい。」
2人は客室に戻っていきました。
「ずいぶんと2人に甘いんだな。」
「甘いのは今のうちです。街も王との戦いで知る真実は地獄を見ることになるわ。少しずつ強くなってもらわなければ当日に絶望的になって死なれては、困りますから。」
「ふっ。ハハハハ。やはり優しき鬼は2つも3つも違うな。」
「兄さん。面白いことなのか?俺たち4人の希望の人でしょ?期待してます。」
「皆さんの期待以上の成果を出しましょう。」
「ああ。期待している。戻ろう。悠斗。」
「はい。兄様。」
2人もまた戻り、莉は窓の外を眺めまだ仕事に戻りました。
4人は席に座り、話を始めました。
「莉は何が悲しい事とかなかったか?」
「そういえひと月半くらいに莉の親戚にお世話になっている莉の実の姉さんが刺殺された話していたな。親戚と姉さんはなの通る騎士団長だと自慢話を聞いていたが優しき鬼の騎士団長の名になってしまったと今日お聞きしますし、優しき鬼の騎士団長名は人気を増していき悪を根絶し、平和を保つことが出来ているとお聞きします。」
「そうなの?私には何も言ってないし、亡くなった日は笑顔だったわ。」
「まどかには不安と負担をかけたくなく言わなかったんだ。俺にも釘打たれていたんだ。済まなかったな。」
「そんな。私には幸せになってくれと言ってるわりに自分の幸せを棚に上げるなんで酷いわ。」
「酷くないよ。俺達より会う前の前・・・小さい時にな莉はカールフレンドがいて、許嫁だった子なんだけど、騎士団の1人が許嫁を目の前で殺されたんだ。両親も周りにいた人も見てたという辛い経験したからこそ、騎士団の騎士団長になり、2度と最低最悪の事も罪人を出さないダメに優しき鬼になったんた。」
「なぁ。莉のお姉さんと許嫁は、誰か分かるか?」
「莉の姉さんは宮下雪月さんで許嫁が無那月結芽さんだった。結芽さんは莉の事をいつか騎士団長になって幸せになろうって約束してたらしいぜ。で雪月さんはまどかとほぼ毎日会ってた友達だと思うが。」
「まさかゆっきーさん?」
「正解。銀髪に琥珀の瞳が一生で優しい人だったでしょう?」
「あああ。双子みたいだねって話してた矢先に無くなってたなんで。私はなんで失礼なことしたんだろう。」
「一之のバカ。なんで教えるんだい。」
「あっ。莉ごめん。黙ってろって言われてたのに。」
「たくもう。まどか。よく聞きなさい。姉さんはまどかの事を妹のようにしたってたの。なくなる時にな。まどかの手足となり、幸せの導きなさいって言う約束の手紙があったんだ。俺はそれに従うように努力してきたんだ。2人の幸せを祈らんで誰が祈るんだい?姉さんも俺もまどかのことが友として大好きだから、守りたいだけのことだよ。」
「莉は私の事を厳しいのは幸せになって欲しく、やってたの?」
「嫌われてても良いから、やるしかないと思いやるつもりだった。それなりの覚悟がなければここまでやらんよ。」
「莉〜。何も気づいてあげられなくてごめんね。」
「泣きながら抱きつかないで。」
「だって、莉の辛いのに何も気づいてあけられなかったうえに女性の姿にさせたのも私を助けてもらってばかりで申訳がないの。」
「事件は仕方が無いし、団長の目標にしてくれたのも姉さんのお掛けだし、女性に変わったのは俺が取りこぼしたせいでこうなったんだし、俺のせいだしな。俺な、思うことがあるんだけどな人生は過去は変えられないが未来は、変えられると言う話があるだろう?過去をくよくよする時間があれば未来を変えることを考えようぜ。」
「そうですね。私は姫、王妃としての資格が備わっておりませんよね。」
「分かっておられるのに1人の護衛でよく来られましたね?ここでの教育を私がやらなければ行けないんですかねぇ?」
「ええっと教育でもまた優しき鬼になられるんですか?」
「ほう。自分の置かれている状況はお分かりで物申すのですか?まどかに何かあれば俺と一之の首が危うくなるぜ。」
「じゃ、じゃあ、どうすればいいの?」
「みんなで強くなればいいだけの事よ。お分かりで?」
「は、はい。」
「はぁ。分かればよし。お城の生活は当たり前に出来ても街の生活を学びますか?」
「はい。街の生活でどんな苦労なのかも重要です。莉、私に教育をお願いします。」
「分かりました。王と会う前の日までは街の生活してもらいます。そこから、街の何が必要、不要か状態かを俺の会話から、考えながら学べ。いいですね。」
「会話や見ながら学べるものでしょうか?」
「あるさ。何しろ街は細かい情報が密集してるから聞き出せるんだせ。莉はめっちゃいい腕前だから、学ぶチャンスだと思うぜ。」
「確かに良いですね。無口だけど、仕事はすごいから見るといいんじゃないかな?」
「2人ののお墨付きなんて‥どんだけできるんですか?」
「俺らの知らない間にさらに身に着けたんだよ。」
「この国は経験をつめるし情報が上手にいけばたっぷり教えてくれるから身につけて腕をあげれるから努力したくなるんだ。」
「いい顔で言われてもなぁ。」
「いいじゃない。パンもやけてるし、買い物に行って参りますね。」
「あ、あの、私達もついて行ってもよろしいでしょうか?」
「何げに敬語なの?着いてきてもいいけど、迷子になられても困りますよ。さぁ、準備をなさってくださいな。」
「出かけるってどのような服装で、準備のも分からなくて。」
「こちらの羽織り物を羽織りください。」
「えっ。は、はい。ありがとう。」
「莉は使用人と護衛としての仕事は優秀と言う形で片付けていいものかと言う感じなんだよなぁ。」
「俺らは莉に何回助けてもらった事やら。情報もどれもすごく必要なものばかりですごいと思うよ。」
「二人共褒めすぎです。私にはやる事こなしてるだけですわ。」
「我国の騎士団達は見習って欲しいものだ。」
「全然休まずに働いてるみたいだけど、大丈夫かい?」
「心配して頂き誠にありがとうございます。休めれる時は休んでいますからご心配いりません。買い物行ってまいります。2人とも参りましょう。」
「は、はい。」
買い物に出ると2人の王子はお茶をすすりながら話し始めました。
「いやぁ、莉香は実に実に強くてなんでもできることに驚く事が多い。」
「そうだな。俺らが家を見つけたタイミングで彼女手に入れられたから助かるな。」
「そうですね。料理と飲み物もおいしいがいつまで続くのかだよなぁ。」
「まあ、ほとんどの情報源が莉香だけどどれも有力ですごいし、証拠は確実な物がないのが現実だよなぁ。下手に動けば使用人の莉香に怒鳴られるのは目に見えているしなぁ。」
「もしも動くなら莉香と一緒に動かないとやばいんだな。」
「助けてもらってばかりで情けないな。」
「莉香はそう思っておらんだろうな。莉香達が帰ってくるまで待ってようぜ。」
「そうですね。兄上。」
莉香達は市場で買い物をしに来ていた。
「うわー。すごくお店が多いのね。」
「よそ見をしてはなりませんよ。ここでの買えるもの買えないものがありますのよ。ここでは珈琲豆は買えませんの。買える場所が酒場でしかありませんのよ。しかし、酒場では時々面倒なこともありますのよ。」
「面倒なことって何?」
「知らなくていいことでいいのですよ。早く行きますよ。」
「よォ。莉香じゃねーか。こないだは返り討ちしてくれたな。今日は俺らが勝たせてもらうぜ。」
「うふふ。そちらが勝ちましたら、何をすればいいのですか?」
「2つあるんだぜ。1つは酒場での飲酒代を払う。2つ目がいつもの酒場のマスター特製『健康第一青汁』を飲んでもらう。どうだ?いいだろう?」
「あら面白いですわ。あなた方と同じ代金と青汁をかけましょうか?」
「プラスでお前の配下に着くと付けどけ。」
「あ〜ら。いいの?そんなこと言っも〜。」
「勝つつもりで言ってるんだよ。ついでに珈琲豆を買って行くんたろ?」
「そうですね。買い物とかほぼ終わってますしね。罰ゲームはいつから始めます?」
「勝負後に決まってるぜ。さぁ。行こうぜ。」
「ええ。エスコートをお願いね。」
「れ、莉香さん、彼らは大丈夫なんですか?」
「大丈夫ですよ。彼らは私が会って早々にゲームで負けた時から、足を洗いいい男達になりましたのよ。」
「初めて来た子達か?彼らは、莉香に酒場でカードゲームでボロクソにやられて足洗うまでどこどん話をしていくうちに足を洗ったんだぜ。それにこいつら、莉香に屈んに挑んでるが負けておるぜ。莉香の実力は戦いや、カードゲームボートゲームで負け知らずのすごい人んだぜ。」
「えー。そうなんですか?」
「・・・あまり話して欲しくない事実なんだけどねぇ。まぁ、いつもの酒場のところでバレる事なんだけどなぁ。」
「俺らが気になるから言ってもいいかしら?」
「別に構いませんわ。さっさと行きましょう。」
「おうよ。」
「二人共、着いてこないと置いていきますよ。」
「あ、あのー。聞きたいことがあるんだけど良いですか? 」
「なんでしょうか?」
「珈琲豆を買うのになんで酒場なの?」
「この国は喫茶店や酒瓶とか酒粕売買する店自体が許されてないんだ。しかし、酒場での販売はこの国での決まり事なんだよ。」
「そ、そうなんですか?初めて知りました。世間知らずで情けないです。」
「何をおっしゃるんですか?この国に来たばっかりで何も分からなくていいんですよ。この国にはいろいろと学んでいけばいいんだぜ。」
「店主。その林檎を2キロと2種類のベリーを2キロずつ頂けますか?」
「まいどあり。毎度、フルーツ買ってくれてありがとうな。」
「そのフルーツは何使うんですか?」
「俺も気になったんだか教えてくれねーか?」
「基本的には紅茶に入れたり、ドリンクにしたり、ケーキに使ってますけけど。」
「なるほど。その使い道があったとは知りませんでした。今度、時間があれば教えていただけますでしょうか?」
「はい。良いですよ。2人とも行きますよ。店主、失礼します。」
「毎度ありがとうございます。」
莉香達は行きつけの酒場に入るなり席に着きました。
「莉香、は、入るなり席に着いていいの?」
「ああ。ここは勝手に入って勝手に座って構わないんだぜ。」
「それで注文すればいんだ。マスター、健康第一青汁を8人分お願いします。」
「おう。莉香はコーヒー豆も用意しとくか?」
「はい。お願いします。そんじゃあ始めるとしようか?」
「ああ。いつものゲームを始めようぜ。ルールはさっき言ったどうりな。それによォ、俺らはどんな手を使っても買ってやるぜ。莉香、覚悟しな。」
「フフフ。どんな手を使ってくるか楽しみで仕方ないわね。・・・さぁ、いつもどうりのかけ声で始めましょう。」
カードを広げ始めました。
「お待たせしました。・・・ほぅ。まだその駆け引きを始めたか。」
「あ、あの。これってただのカードゲームですよねぇ?」
「正式にはポーカーだな。」
「ポーカーは簡単そうに見えてかなり難しいゲームだ。」
「いやぁ、莉香ちゃんは強い。あるかけ事で男共の身ぐるみ一色剥がす大勝利を収めたことがあるんだ。あれは中々の見ものだったな。」
「あの話か?あの悪党ともに目を付けられたら、運の尽きだな。」
「見ていてもすげーと思うし、今でも思い出すとゾッとするぜ。」
「あなた達も目付けられてこんなことになるんだろ?」
「ご、ごもっともです。」
「いっちょ上がり。」
「ゲッ。ロイヤルストレート・・・フラッシュ・・・負けた・・・。」
「一発勝負ですよね?それじゃぁ。マスター。激苦青汁を彼らにお願いします。」
「き、鬼畜すぎる。」
「はい。莉香ちゃんも激苦青汁を飲め。」
「マスターが1番の鬼畜だった。」
「愛があると言いなさい。お前達お前らだけじゃ苦渋だろ?それに莉香ちゃんも同じことするつもりだったろう?」
「・・・どちらにせよしてたね。って事で今夜、お酒はご馳走になりますわね。」
「・・・っは。抜かりないな。約束通り莉香さんの配下に入るよ。」
「あら?随分と大人しいじゃない?どうしたの?」
「っフ。莉香さんの実力はゲームだけじゃなく騎士団長並みの実力があり何かしらの秘密があるしか考えられんのだよ。どうなのか教えてくれないか?」
「んー。ここではいては言えないな。ちゃんとした所で話してもいいかなぁ?」
「もう一発勝負で聞かせてくれ。」
「やれやれ。血の気の多い奴らだ。」
しばらくしてまた莉が勝ちました。
「フォーカード」
「うげーまた・・・負けた・・・クズカードしか回してないのに何故だ。」
「グルで詐欺してるのならば俺は最高の詐欺師でいくわ。」
「極悪だわ。だか、魅力があるところがあるな。後でそちらに向かいますから覚悟しとけよ。」
「他言しないと誓えるか?」
「ああ。配下になったうえにこうやって遊んで貰えなくなるのも困るなぁー。だから、守るよ。」
「信じていいんだな?」
「もちろん。男には二言はいらねーのは分かってるはずだよな。」
「そのどうりですな。」
「何だか男と話してるみたいだ。」
「実は少し前までは男だったんだ。」
「ま、まさか・・・隣国の聖騎士団団長ですか?」
「小声で話させて悪いけどそうだよ。で訳あってこの有様だ。だから、その家に来てくれと言う話だ。」
「お前ら小声で何を話しておる?」
「んー。酒のおつまみどうするか話していた。ここのマスターの酒や珈琲豆と酒のおつまみが絶品すぎるんだもん。」
「本当かぁ?」
「温野菜とあのティップのソースとエールを最初に頂いた後どうするかだよねー。」
「いや、最初に出る温野菜とティップだとエールが2杯は行ける。」
「何をおっしゃる3杯飲めるだろう。どのような酒でも美味しいのは変わらないだろう。」
「お前らのここへの思いをきちんと話していて決めようとしてくれるのは嬉しいぜ。」
「今夜、俺らくるから、よろしくお願いします。」
「ガハハ。今夜待ってるぜ。」
「莉香さんの荷物が多いですね。莉香さんの荷物持たせてもらうぜ。」
「あら。ありがとうございます。行きますね。」
「まだ後でな。」
「はーい。」
莉香達は荷物共に住まいへ戻りました。
「ただいま戻りました。」
「おかえり。・・・ってお前達。なんで莉香と一緒にいるんだ?」
「尭様、悠斗様〜。莉香さんは2人の使用人でいたんですか?」
「俺らより少し前に去ったから、父が不快なことさせたのかと考えていました。」
「前の王と尭様と悠斗様はかなりしたっておりました。しかし現の王は税の上げや暴君すぎてついていけなかったのです。」
「うーん。莉香。何が案はあるか?」
「そうですねぇ。皆さんの気持ちを考えますとここでは使用人として一時的雇用として、平和と尭様が王に即位された時に再雇用あるいは先代王の意志を尭様の元で働く事はいかがでしょうか?」
「なるほど。国を思うだけじゃなく爺様や俺を慕ってくれる人がいるってことか。あなた方は俺が王になっても俺と一緒に国を守るダメに協力してくれるか?」
「はい。どこまでもお供いだします。」
「莉香。俺が王になるまで使用人としてふるまいつつ護衛と情報収集依頼したい。王になったら、友好関係をずっとしていきたいと考えておるんだが、ダメか?」
「こんな私でよろしいんでしょうか?」
「もちろんだ。莉香と出会ってから、仕事だとか言いつつ、自分の苦悩をしながら俺らの事親身になって考えで言ってくれてるじゃないか。それがとても嬉しかったんだ。」
「こんな私ですが、よろしくお願いします。」
「ああ。よろしくな。」
「彼らは使用人の部屋に案内致しますね。」
「ああ。夕飯も期待しておるよ。」
「はい。楽しみにしていてくださいね。案内する前に私の本当の紹介してませんでしたね。自分はヤイル王国騎士団団長の宮下莉と申します。わけがあり、女の姿になってしまいまして。」
「まさか優しき鬼の騎士団団長が女に・・・。まさか性別が変わる薬を飲んだんですか?」
「自らの手で飲んだわけじゃない。売人が使用人に騙して売ってうちら3人の料理に入れたらしい。」
「それで莉香さんの料理に当たったわけか。」
「それでこんな姿になってしまったんです。」
「ヤイル王国に行った性別が変わる薬は1つは使われたとしたら、残りはどうなった?」
「売人を始め薬全部回収出来たうえに全部処理をして1つも残らずしました。しかし、1つは使われたうえに俺に当たったことに残念だとしか言えないです。」
「そうだよな。誰も頼らずにここまで来てくれたな。ありがとうな。」
「いいえ。仕事なので。さぁ。使用人になる方の部屋を案内致します。こちらへ。」
案内と夕飯をやり、使用人でお酒飲みに楽しんだ。
莉は夜、酒が抜け1人で自部屋で姉さん義兄さんの写真を見て涙を流していると誰かが入って来ました。
「莉〜。悪いけどちょっと良いか〜?っわ。ど、どうした?な、なんで泣いてるんだ?」
「いつまで開けてるんだよ。閉めろよ。」
「お、おう。そこの椅子に座ってもいいか?」
「勝手にしな。」
「冷てーな。お茶とお茶菓子を持ってきたんだから、昔みたいに話そうぜ。」
「はぁー。さっさと要件話せよ。」
「昔みたいからそうだったな。莉が泣いていたのは莉の姉夫婦が死んだことがそうなんだな?」
「そうだよ。2人目の姉が病死で死にぎわで会え無かった。夫婦には姉弟がいたんだ。」
「6歳と1歳の子がいたな。今、どうしている?」
「今は両親が見ている。いずれは俺が引き取って育てるつもりだ。」
「そうか。女の体じゃ大変だから、俺は莉の親父になるよ。2人で育てようぜ。」
「馬鹿じゃねーの?頭がおかしくなったの?」
「俺は莉の背中を追いかけて騎士団に入ったし、莉が副団長に任命してくれた時は莉の傍に近つけたと思った。ずっと莉とそばにいたいだから、親友のまどかを守るダメのと俺らが夫婦で戦前で守り抜こうぜ。だから、莉のことがどんな姿だろうが好きなんだよ。愛しちゃ行けねーのかよ。莉。」
「一之の馬鹿。嫌いになるわけねーじゃん。」
「私だって莉と一之が友達として好きで信頼できるから、騎士団団長と副団長に2人をなれないか話したら、2人の信頼があるから、慣れたし私も莉がとこかに行ってしまったら、やっぱり辛いよ。莉は騎士団団長としていないとみんなとても不安だし、私も含めていなくなると困る。だから、どこも行かないで欲しい。」
「莉を思ってくれるのは莉が沢山の人達を思って動いていた結果がこれだ。みんなの思いを大事にしてやれよ。」
「尭様。悠斗様。そうですね。この戦いが終わりましたら、ヤイル王国に戻りますか。」
「俺の交際の申し込みはどうするんだよ。」
「同然、却下するわ。なんでそうなるの?」
「莉〜。俺を捨てないでくれよー。俺は莉の事しか愛してないんだから。頼むよ。」
「知らんわ。引っ付くな。」
「莉。いいんじゃないの。莉の事をめっちゃ見てたし、信頼出来るのはこいつだけじゃないの?」
「・・・。はぁー降参。まいりました。」
「俺と付き合ってくれるのか?」
「そうなるでしょう。俺に不愉快な事があれば別れるからな。」
「相変わらず厳しいなぁ。」
「厳しくない。悔いないよう気をつけなよ。」
「おう。」
「な、なんだよ。一之・・・ち、近づくな。」
一之は莉の身体と頭を優しく抱きしめ優しくさすり始めました。
「嫌がもしれんが、今だけ思いっきり泣いておけ。」
「バカヤローだな。だか、今だけ借りるとするよ。」
莉が落ち着くまで涙をかなり流し続けやっとおちつきました。
「一之・・・すまなかったと言うより、ありがとうな。」
「気にする事はねーよ。昔も今も、親友で相棒だろ?いや、今は恋人だろ?」
「早速ですが、一之はヤイル王国に帰ってもらおうか?」
「い、いやいや、ちょっと待ってくれよ。最後の発言は謝るから、それだけはマジ勘弁。」
「良いですか、この国では自分は使用人。一之とまどかはお客様で悠人様と尭様は自分の主なのですよ。一之は(俺の恋人)発言やオーラをしてしまうとふしだらな使用人で噂され、出てかなくてはなりません。だからこの国では禁止だ。良いな。」
「確かに危険きまわりないな。細心の注意を払うとしよう。一つ聞いていいか?」
「何?」
「俺と莉香は家族が居ないはずなのに姉さんって言ってるがどういう事だ?」
「俺が10になるときに今の姉さんが同級生に虐めてるところ俺が助けたら今の家族に養子で入らないかって話が合って悩んだが入った。今の家族も俺も同じ宮下だったのと将来は騎士になるのも知っていたから問題ない。」
「初めて知った。変わったのも納得した。」
「一之も神鷹家に養子で入ったが友情は変わらなかっただろう?」
「ああ。昔も今もな。これからもよろしくな。」
「ああ。」
一之と莉は握手しました。
「友情はかなり深まったな。これからどうするのか教えてくれないか?」
「かしこまりました。証拠はかなり集まったのと俺用の鎧も用意がありまして、後は決定的な物があればいいと思ってなぁ。」
「あっ。スピーカーが街にあってマイクが王のところにこっそりあって、スイッチは俺の元にあるから、俺がやるよ。」
「だとしたら、俺らの駆け引きでやればいいのか。」
「一緒にやってくれるか?」
「もちろんです。ヤイル王国の王は三日後に来ます。まどかと一之はヤイル王国の王のところに参れ。」
「莉は?」
「俺らも王に参る。莉は襲撃をかけるのか。」
「左様です。一発勝負で行きます。心してやってくれ。」
「了解。」
王が来る前夜の日に莉の部屋にこっそり集まり話を始めました。
「みんな、よく集まってくれてありがとう。明日の流れを話すからよく聞いてくれ。」
「大丈夫なんだよな?」
「問題はありません。準備はもう出来ています。4人の流れだけしっかりと確認をして動いてください。分かりましたか?」
「お、おう。何故そこをしっかり聞くのだ?」
「俺が女になったのもこの国も何人が性別が変わってしまった人は多くいる。原因はなんだった?」
「性別が変わる薬を飲んだが飲まされたから?」
「正解。売人とこの国の住人の話を聞いたがこの国で精製をしていたと言っていた。俺自身で確認をしたら嫌で作っていたことが分かった。」
「王へ怒りが増していると言うことが?兵士達の怒りもないのもおかしい。」
「その通り。兵士達も国民もそうとうの怒りがある。俺達がその王をその座から降りれるようにするには俺らがしなくては行けないです。」
「ってどうするの?」
「4人は普通に王と会話してください。俺はあとから、行きます。」
「莉の事を聞かれたら、どうすればいいですか?」
「俺は見つけられたが途中まで一緒にいたけと、どこに行ったか分からないとか言っときな。」
「なんでですか?」
「俺もやる事があるから、一緒に入られない。だが、途中から共に戦えるダメに合流するから。」
「本当に来て戦って下さるんですか?」
「約束だ。まどかと一之と俺は昔も今も未来も一緒にいるんだろ?」
「・・・うん。」
「だったら、俺を信じてくれないか?」
「分かった。莉に全て信じる。だから、私達2人からの約束をしてくれませんか?」
「約束?」
「はい。この戦いが終わりましたら、3人でヤイル王国に帰り昔のように暮らしましょう。莉の約束を守るので私達の約束を守って欲しいのです。」
「昔のように暮らすのは難しいね。」
「なんでですか?」
「女の姿になってしまったこの身体には家族にも理解は難しいし、女の騎士団団長は笑いものだ。昔のようにガンガン行くのは無理だろうな。」
「家族の件は私に任せてよ。騎士団団長は女の姿でも莉じゃなきゃ務まらないの。お願いします。」
しばらく沈黙の中、よく考えて答えました。
「分かった。絶対の約束だね。あっ。友情の証でこれを用意したんだ。」
莉は何が思い出したかのように引き出しから、何かを出しだしました。
「何?・・・イヤリングだ。」
「綺麗だな。何故3つなんだ?」
「俺らの昔からの友情の証で作っていたんだ。これはまどかでこれは一之でこれは俺だ。俺からのプレゼントだ。」
「あ・・・りが・・・と・・・う・・・。」
「俺のも作ってくれたのか?」
「もちろんだ。俺達の瞳の似た宝石があって、それを使ったんだ。それぞれデザインが違えども俺達は大切な家族ぐるみだって事忘れるなって意味で作ったんだ。って何をしているんだ?」
「さっそく着けて見たんだけど似合うかな?」
莉はそっぽ向き恥ずかしげに話をしました。
「自家自讃したくなるくらい似合いすぎだな。」
「えっ?なんで言ったの?」
「まどかが大人ぽく姫じゃなく素敵な女王様に見えるんだってよ。」
「まぁ。自家自讃したくなるくらい似合ってるって事ね。
莉。ありがとうございます。」
「自家自讃したくなるくらい似合うって言ってるんだけど・・・まぁ。いいか。」
「まぁ。戦いになれば俺と一之とこの国で平和を祈る騎士団団長と副団長でやるだけだ。明日は早く行くんだろ?休みなさい。」
「莉。眠くなるような暖かいものを入れてくれない?」
「かしこまりました。身体が温まる飲み物を用意致しますね。」
「何を用意してくれるの?」
「生姜と酒粕と牛乳があったはず‥よし生姜と酒粕入りホットミルクができます。それでよろしいでしょうか?」
パァと明るくなって笑顔で聞いてきました。
「本当にいいの?」
「ええ。もちろんだよ。ちょっと待っていてね。」
「わーい。楽しみ。」
「楽しんでいいんだが食卓で待っていてくれませんか?」
「はーい。」
莉はため息と共に部屋を出て生姜と酒粕入りホットミルクを作り持っていくとまどかと一之と尭様と悠人様以外に使用人が居ました。
「莉香様。すみません。生姜と酒粕入りホットミルクの話を入れるって話を聞いて‥我らにも頂けないかと思いまして‥ダメでしょうか?」
「ええ。皆さんの分のも用意してありますので皆さんで話しながら飲みますか?」
「わーい。」
みんなで積もる話をしてそのまま寝てしまい気が付いたら夜明けだった。
莉香は夜明け前から家事をしてました。
「おはようございます。朝から酷い顔をなんどかしてきてください。」
「おはようございます。顔を洗ってくるのと服を着替えてきます。」
「今日はまどかの父上が9時半頃に大通りを通るから衣装はいかがでしょうか?」
「どうしよう。来た時の服じゃ困るかも。」
「だろうと思った。昨日差し上げたイヤリングセットを用意してあります。食後にヘアスタイルをやるので着替えてください。良いですか?」
「ヘアスタイルはできるの?」
「もちろん。昔はよくやっていたが、こっでもさらに腕を上げている。早めに朝食と支度の準備をいたします。」
「ありがとう。」
「一之。朝食後に騎士団の身をまとうように。良いですね。」
降りてきたタイミングで言われて驚きは隠せてなかった。
「とうとう、この日が来てしまったか。ヤイル王国の王が城に入る時間の予測は着いてるな。言ってくれぬか?」
「かしこまりました。ヤイル王国の王は9時半頃に大通りを通ります。どんなに話されても9時55分頃に城に着きます。」
「なるほどな。莉香は単独行動で参られるのか?」
「はい。やる事がございますのでまどかの同行は途中までしかいられません。誠に申し訳ございません。」
「いいのです。莉香はやる事がございますので仕方がございません。ただし、必ず私のところへ帰ると約束してください。」
莉は片膝を着き言いました。
「かしこまりました。必ずやまどか姫の所へ戻ると約束を果たしだします。」
「れ、莉香。なんで、頭を下げているの。」
「今は、普段通りにお願いします。」
「はい。」
朝食が終わり、まどかは部屋で着替えの準備を始めようとした頃にノックがあって開けると莉が軍の鎧を着てドレスと小道具を持って立ってました。
「れ、莉。そ、その姿は・・・。入って話を聞かせてくれませんか?」
「はい。失礼します。」
「かしこまりました。」
莉は、入ってドレスと小道具を置きました。
「剣と鎧を調整をいたしまして、剣は以前よりも重く鎧は身体に合わせあります。おかしいでしょうか?」
「いや、似合いすぎてビックリしてます。ヘアスタイルも自分でやったんですか?」
「そうだよ。さぁ。こちらに着替えてください。」
言われるままに着替えて莉がドレスとヘアスタイルを仕上げてイヤリングを着けました。
「はい。出来上がり。いかがですか?」
「おほほう。すごく素敵。」
「何があっても崩れないヘアスタイルになっております。」
「本当に?凄いです。本当にありがとうございます。」
「いつでもあんであげるから。それより、合流をして移動をしよう。」
「はい。」
みんなと合流をして莉以外でお城の入り口の前で待っているとヤイル王国の王様と従者を含めてまいられ、まどかと一之がいたのが驚いてました。
「何故お前達がいるんだ?2つの依頼したはずだ。」
「はい。確かに依頼されましたが、ある人がここへ行き、こちらの王のところへ行くよう指示をされました。」
「その指示は誰なんだ?」
「それは王の会談中に合流をする。それまでシークレットだと言われてます。」
「莉は見つけられたかどうかは分からずしまいか。」
「それは・・・か、会談までは何が起きるかは分かりませんから。」
「そうだな。参られよう。」
「はい。」
ヤイル王国の人達は応接室に案内されるさい、尭様と悠斗様は指示通りに騎士団団長と副団長を含めて玉座の間にスタンバイをさせました。
まどかと一之に合図があり、次の行動を起こしました。
「王様。素敵な話をして下さってる中、申し訳ございません。王が座る席の玉座の間を拝見したいのですが、よろしいでしょうか?」
「こ、こら。まどか。」
「良いじゃないか。理由があって、言ってるではないか?」
「はい。国民や兵士の方々が玉座に座られている姿が素敵だという話をお聞きしました。それで我が王国に戻る前に拝見出来たらと思いまして。それで出来ないでしょうか?」
「ハハハ。嫁入り前のレディだ。2度と見れない機会だ。1回は見せとこうじゃないか。こちらだ。」
「?!ありがとうございます。」
「こちらへどうぞ。」
「はい。」
まどかと一之とまどかの父親は国王陛下の案内のもとに玉座の部屋に案内されると兵士が両サイドに横3列で縦が長く多くおり王は驚き、まどかは口を開きました。
「さすが国王陛下ですね。兵士をここまで警備をぎっちりとされてるなんでされてるなんでさすがの一言で済まされないくらいですわ。」
「い、いや、お、お前らなんでここで何をしているんだ?さっさと街の警備をしやがれや。」
「おやおや。国王陛下の化けの皮が剥がれましたね。」
「まどか。これを狙っていたんか。」
「あの人からのいくつかのミッションの1つで私はあなたをここへ導くことでした。」
「あの人って誰だよ。」
「もう少しの楽しみですよ。それに俺らの会話を付き合ってくださいよ。父上。」
「そうですよ。面白い品物も沢山持ってたのでお相手してくだいよ。父上。」
「尭に悠斗。何故2人がおるんだ。城から追い出し、王の座から剥奪したものが。」
「残念ながら、父上。王の威厳は現在で終わりなんですよ。」
「なんだと?」
「これは知っておられますか?いや、知っているはずです。これを発見して研究をさせたセイビル草です。どんな薬草が知ったどたんに何をしましたか?」
「お前達は何を知る?国民や兵士達に知られたところで俺は何もしてない、知らないと言えば終わりだ。俺はこの国とあなたの国ヤイル王国を全ての国民を性転換済ませて新たな国を作ってやる。まどかの一之副団長の親友が行方不明になったと言うが、女になったから嫌で消えてるんだろ?どうせ見つからないんだろ?」
「そんなことない。絶対に来てくれる。」
「本当に健気で可愛いんだな。だがお前達から、正転換してやるか。」
「そうはさせない。」
「お前達の運命は変わらないんだよ。」
「運命は変えさせない。」
空中に舞ったと思えばまどかの前に立ったと思いきや鞘から剣を抜き構えた莉が居ました。
「まどか様、遅くなり申し訳ございません。」
「いいえ。タイミングよく来てくださったタイミング良いです。莉、あの方を追い詰める決定的の品を持ってきてくれましたか?」
「はい。持ってくるのに苦労しましたがこちらのバックに入れて持ってきました。」
「ありがとうございます。」
バックを受けとりまどかは中身を確認をした後放った言葉は衝撃でした。
「莉は独自に調査をしてました。結果を今、拝見させていただきました。せいてする薬を使用人や国民の数人に使用させたうえに他国にスパイを送り秘薬として売買させて売り上げは性転換の薬の資金源として力をいれていたんですね。それで被害が多く国々の団結はくずれかけてます。」
「俺の計画が進んだことになるだろう。それは素晴らしい。」
「どこかでしょうか?一度は崩れかけていたものが再度確認と以前より絆は深まり現在の王であるあなたが退任をして新王である尭様がなられるのあればより良い方向へ進めようじゃないかという話に決まりました。」
「何言ってんだが分からないぜ。完全に分裂したんだろ?」
「いいえ。こちらの書面に書かれており、署名もございます。確認いたしますか?」
「誠なのか?確認させてくれ。」
「こちらになります。確認をお願いします。」
まどかの父でありヤイル王国の王と尭様と悠人様が確認をしたさいサインは各国の王のサインは本物と分かり言いました。
「莉といったか?よくここまでやってくれた。まどか、これよく本物だと分かったな。」
「ありがとうございます。」
「各国の遊んで頂いた時にサインを拝見したことがございます。それで覚えてました。莉は女の姿になってしまいましたが昔みたいにずっとそばでそちらの王子様方を含め私達4人の身の回りと身体のことやってくれたんですよ。」
「騎士団団長の莉なのか?」
「はい。そうです。4人の使用人として身を潜ませておりました。」
「そうか。今まで苦労かけたな。すまなかった。」
「謝罪は母国に帰った後にお願いします。一之。構えときなさい。」
「おう。」
「騎士団団長、副団長。お願いします。」
「はっ。仰せのままに。」
「大臣。」
「はっ。こちらに。」
「大臣は我が国の騎士団共を再教育しろ。俺はヤイル王国の騎士団の方を相手してくる。」
「国王お気を付けくださいませ。」
「ああ。そっも気をつけろよ。」
「はっ。では行ってまいります。」
「さてと2人とも
「は、はい。」
4人はキッチンで莉の行動を見てました。
莉は3つのパンを仕上げをしつつノートを開いて何かを考えつつ冷蔵庫を開いてさらに考えてました。
「莉は何をしているんだ?」
「何の料理を作るかだな。」
「そこでこそこそと見てないで堂々と見たらどうですか?」
「しかし、使用人にとってキッチンはテリトリーだと聞く。なぜ、入っていいのだ?」
「どこぞのお屋敷の話をなさるおつもりですか?ここはキッチンとお食事場所であり、私が怒るときは余程の事です。」
「あ、あのお願いがあるんだけどいいかな?」
「なんでしょうか?」
「王の戦いまではこちらでお世話なるんですが、私に家事の事、手伝えることはな、ないでしょうか?」
「何故でしょうか?」
「本日よりお世話になるので少しでも手伝わせてください。お願いします。」
「俺も手伝わせてください。お願いします。」
まどかと一之は頭を深々と下げてる間、莉は考えて口を開きました。
「気持ちはりがたい‥5名の使用人なのですから、手伝う必要ありません。」
「な、何故ですか?理由がございますの?あるのであればどうしてなのか教えてください。お願いします。莉。」
「偵察とか聞き出すのと、この客人として住まわれる姿を学なければなりません。すなわち苦労の連続と言っても過言ではありません。手伝いとかおこない本来の各使用人と教育を引き受けた俺は雇われの身から、引かなければなりませんね。」
「えっ?それは、困ります。私達は、莉にお世話ばっかり仕事しているのに私は何も出来ないなんで。」
「まどか、人の話を聞いてるわけ?まどかは今、敵国の街の状態や仕組みを知って家を慣れていきなさい。そうじゃなきゃまどかと一之も困ることが多くなるだけだよ。客室でお茶を楽しんでなさい。」
「は、はい。」
2人は客室に戻っていきました。
「ずいぶんと2人に甘いんだな。」
「甘いのは今のうちです。街も王との戦いで知る真実は地獄を見ることになるわ。少しずつ強くなってもらわなければ当日に絶望的になって死なれては、困りますから。」
「ふっ。ハハハハ。やはり優しき鬼は2つも3つも違うな。」
「兄さん。面白いことなのか?俺たち4人の希望の人でしょ?期待してます。」
「皆さんの期待以上の成果を出しましょう。」
「ああ。期待している。戻ろう。悠斗。」
「はい。兄様。」
2人もまた戻り、莉は窓の外を眺めまだ仕事に戻りました。
4人は席に座り、話を始めました。
「莉は何が悲しい事とかなかったか?」
「そういえひと月半くらいに莉の親戚にお世話になっている莉の実の姉さんが刺殺された話していたな。親戚と姉さんはなの通る騎士団長だと自慢話を聞いていたが優しき鬼の騎士団長の名になってしまったと今日お聞きしますし、優しき鬼の騎士団長名は人気を増していき悪を根絶し、平和を保つことが出来ているとお聞きします。」
「そうなの?私には何も言ってないし、亡くなった日は笑顔だったわ。」
「まどかには不安と負担をかけたくなく言わなかったんだ。俺にも釘打たれていたんだ。済まなかったな。」
「そんな。私には幸せになってくれと言ってるわりに自分の幸せを棚に上げるなんで酷いわ。」
「酷くないよ。俺達より会う前の前・・・小さい時にな莉はカールフレンドがいて、許嫁だった子なんだけど、騎士団の1人が許嫁を目の前で殺されたんだ。両親も周りにいた人も見てたという辛い経験したからこそ、騎士団の騎士団長になり、2度と最低最悪の事も罪人を出さないダメに優しき鬼になったんた。」
「なぁ。莉のお姉さんと許嫁は、誰か分かるか?」
「莉の姉さんは宮下雪月さんで許嫁が無那月結芽さんだった。結芽さんは莉の事をいつか騎士団長になって幸せになろうって約束してたらしいぜ。で雪月さんはまどかとほぼ毎日会ってた友達だと思うが。」
「まさかゆっきーさん?」
「正解。銀髪に琥珀の瞳が一生で優しい人だったでしょう?」
「あああ。双子みたいだねって話してた矢先に無くなってたなんで。私はなんで失礼なことしたんだろう。」
「一之のバカ。なんで教えるんだい。」
「あっ。莉ごめん。黙ってろって言われてたのに。」
「たくもう。まどか。よく聞きなさい。姉さんはまどかの事を妹のようにしたってたの。なくなる時にな。まどかの手足となり、幸せの導きなさいって言う約束の手紙があったんだ。俺はそれに従うように努力してきたんだ。2人の幸せを祈らんで誰が祈るんだい?姉さんも俺もまどかのことが友として大好きだから、守りたいだけのことだよ。」
「莉は私の事を厳しいのは幸せになって欲しく、やってたの?」
「嫌われてても良いから、やるしかないと思いやるつもりだった。それなりの覚悟がなければここまでやらんよ。」
「莉〜。何も気づいてあげられなくてごめんね。」
「泣きながら抱きつかないで。」
「だって、莉の辛いのに何も気づいてあけられなかったうえに女性の姿にさせたのも私を助けてもらってばかりで申訳がないの。」
「事件は仕方が無いし、団長の目標にしてくれたのも姉さんのお掛けだし、女性に変わったのは俺が取りこぼしたせいでこうなったんだし、俺のせいだしな。俺な、思うことがあるんだけどな人生は過去は変えられないが未来は、変えられると言う話があるだろう?過去をくよくよする時間があれば未来を変えることを考えようぜ。」
「そうですね。私は姫、王妃としての資格が備わっておりませんよね。」
「分かっておられるのに1人の護衛でよく来られましたね?ここでの教育を私がやらなければ行けないんですかねぇ?」
「ええっと教育でもまた優しき鬼になられるんですか?」
「ほう。自分の置かれている状況はお分かりで物申すのですか?まどかに何かあれば俺と一之の首が危うくなるぜ。」
「じゃ、じゃあ、どうすればいいの?」
「みんなで強くなればいいだけの事よ。お分かりで?」
「は、はい。」
「はぁ。分かればよし。お城の生活は当たり前に出来ても街の生活を学びますか?」
「はい。街の生活でどんな苦労なのかも重要です。莉、私に教育をお願いします。」
「分かりました。王と会う前の日までは街の生活してもらいます。そこから、街の何が必要、不要か状態かを俺の会話から、考えながら学べ。いいですね。」
「会話や見ながら学べるものでしょうか?」
「あるさ。何しろ街は細かい情報が密集してるから聞き出せるんだせ。莉はめっちゃいい腕前だから、学ぶチャンスだと思うぜ。」
「確かに良いですね。無口だけど、仕事はすごいから見るといいんじゃないかな?」
「2人ののお墨付きなんて‥どんだけできるんですか?」
「俺らの知らない間にさらに身に着けたんだよ。」
「この国は経験をつめるし情報が上手にいけばたっぷり教えてくれるから身につけて腕をあげれるから努力したくなるんだ。」
「いい顔で言われてもなぁ。」
「いいじゃない。パンもやけてるし、買い物に行って参りますね。」
「あ、あの、私達もついて行ってもよろしいでしょうか?」
「何げに敬語なの?着いてきてもいいけど、迷子になられても困りますよ。さぁ、準備をなさってくださいな。」
「出かけるってどのような服装で、準備のも分からなくて。」
「こちらの羽織り物を羽織りください。」
「えっ。は、はい。ありがとう。」
「莉は使用人と護衛としての仕事は優秀と言う形で片付けていいものかと言う感じなんだよなぁ。」
「俺らは莉に何回助けてもらった事やら。情報もどれもすごく必要なものばかりですごいと思うよ。」
「二人共褒めすぎです。私にはやる事こなしてるだけですわ。」
「我国の騎士団達は見習って欲しいものだ。」
「全然休まずに働いてるみたいだけど、大丈夫かい?」
「心配して頂き誠にありがとうございます。休めれる時は休んでいますからご心配いりません。買い物行ってまいります。2人とも参りましょう。」
「は、はい。」
買い物に出ると2人の王子はお茶をすすりながら話し始めました。
「いやぁ、莉香は実に実に強くてなんでもできることに驚く事が多い。」
「そうだな。俺らが家を見つけたタイミングで彼女手に入れられたから助かるな。」
「そうですね。料理と飲み物もおいしいがいつまで続くのかだよなぁ。」
「まあ、ほとんどの情報源が莉香だけどどれも有力ですごいし、証拠は確実な物がないのが現実だよなぁ。下手に動けば使用人の莉香に怒鳴られるのは目に見えているしなぁ。」
「もしも動くなら莉香と一緒に動かないとやばいんだな。」
「助けてもらってばかりで情けないな。」
「莉香はそう思っておらんだろうな。莉香達が帰ってくるまで待ってようぜ。」
「そうですね。兄上。」
莉香達は市場で買い物をしに来ていた。
「うわー。すごくお店が多いのね。」
「よそ見をしてはなりませんよ。ここでの買えるもの買えないものがありますのよ。ここでは珈琲豆は買えませんの。買える場所が酒場でしかありませんのよ。しかし、酒場では時々面倒なこともありますのよ。」
「面倒なことって何?」
「知らなくていいことでいいのですよ。早く行きますよ。」
「よォ。莉香じゃねーか。こないだは返り討ちしてくれたな。今日は俺らが勝たせてもらうぜ。」
「うふふ。そちらが勝ちましたら、何をすればいいのですか?」
「2つあるんだぜ。1つは酒場での飲酒代を払う。2つ目がいつもの酒場のマスター特製『健康第一青汁』を飲んでもらう。どうだ?いいだろう?」
「あら面白いですわ。あなた方と同じ代金と青汁をかけましょうか?」
「プラスでお前の配下に着くと付けどけ。」
「あ〜ら。いいの?そんなこと言っも〜。」
「勝つつもりで言ってるんだよ。ついでに珈琲豆を買って行くんたろ?」
「そうですね。買い物とかほぼ終わってますしね。罰ゲームはいつから始めます?」
「勝負後に決まってるぜ。さぁ。行こうぜ。」
「ええ。エスコートをお願いね。」
「れ、莉香さん、彼らは大丈夫なんですか?」
「大丈夫ですよ。彼らは私が会って早々にゲームで負けた時から、足を洗いいい男達になりましたのよ。」
「初めて来た子達か?彼らは、莉香に酒場でカードゲームでボロクソにやられて足洗うまでどこどん話をしていくうちに足を洗ったんだぜ。それにこいつら、莉香に屈んに挑んでるが負けておるぜ。莉香の実力は戦いや、カードゲームボートゲームで負け知らずのすごい人んだぜ。」
「えー。そうなんですか?」
「・・・あまり話して欲しくない事実なんだけどねぇ。まぁ、いつもの酒場のところでバレる事なんだけどなぁ。」
「俺らが気になるから言ってもいいかしら?」
「別に構いませんわ。さっさと行きましょう。」
「おうよ。」
「二人共、着いてこないと置いていきますよ。」
「あ、あのー。聞きたいことがあるんだけど良いですか? 」
「なんでしょうか?」
「珈琲豆を買うのになんで酒場なの?」
「この国は喫茶店や酒瓶とか酒粕売買する店自体が許されてないんだ。しかし、酒場での販売はこの国での決まり事なんだよ。」
「そ、そうなんですか?初めて知りました。世間知らずで情けないです。」
「何をおっしゃるんですか?この国に来たばっかりで何も分からなくていいんですよ。この国にはいろいろと学んでいけばいいんだぜ。」
「店主。その林檎を2キロと2種類のベリーを2キロずつ頂けますか?」
「まいどあり。毎度、フルーツ買ってくれてありがとうな。」
「そのフルーツは何使うんですか?」
「俺も気になったんだか教えてくれねーか?」
「基本的には紅茶に入れたり、ドリンクにしたり、ケーキに使ってますけけど。」
「なるほど。その使い道があったとは知りませんでした。今度、時間があれば教えていただけますでしょうか?」
「はい。良いですよ。2人とも行きますよ。店主、失礼します。」
「毎度ありがとうございます。」
莉香達は行きつけの酒場に入るなり席に着きました。
「莉香、は、入るなり席に着いていいの?」
「ああ。ここは勝手に入って勝手に座って構わないんだぜ。」
「それで注文すればいんだ。マスター、健康第一青汁を8人分お願いします。」
「おう。莉香はコーヒー豆も用意しとくか?」
「はい。お願いします。そんじゃあ始めるとしようか?」
「ああ。いつものゲームを始めようぜ。ルールはさっき言ったどうりな。それによォ、俺らはどんな手を使っても買ってやるぜ。莉香、覚悟しな。」
「フフフ。どんな手を使ってくるか楽しみで仕方ないわね。・・・さぁ、いつもどうりのかけ声で始めましょう。」
カードを広げ始めました。
「お待たせしました。・・・ほぅ。まだその駆け引きを始めたか。」
「あ、あの。これってただのカードゲームですよねぇ?」
「正式にはポーカーだな。」
「ポーカーは簡単そうに見えてかなり難しいゲームだ。」
「いやぁ、莉香ちゃんは強い。あるかけ事で男共の身ぐるみ一色剥がす大勝利を収めたことがあるんだ。あれは中々の見ものだったな。」
「あの話か?あの悪党ともに目を付けられたら、運の尽きだな。」
「見ていてもすげーと思うし、今でも思い出すとゾッとするぜ。」
「あなた達も目付けられてこんなことになるんだろ?」
「ご、ごもっともです。」
「いっちょ上がり。」
「ゲッ。ロイヤルストレート・・・フラッシュ・・・負けた・・・。」
「一発勝負ですよね?それじゃぁ。マスター。激苦青汁を彼らにお願いします。」
「き、鬼畜すぎる。」
「はい。莉香ちゃんも激苦青汁を飲め。」
「マスターが1番の鬼畜だった。」
「愛があると言いなさい。お前達お前らだけじゃ苦渋だろ?それに莉香ちゃんも同じことするつもりだったろう?」
「・・・どちらにせよしてたね。って事で今夜、お酒はご馳走になりますわね。」
「・・・っは。抜かりないな。約束通り莉香さんの配下に入るよ。」
「あら?随分と大人しいじゃない?どうしたの?」
「っフ。莉香さんの実力はゲームだけじゃなく騎士団長並みの実力があり何かしらの秘密があるしか考えられんのだよ。どうなのか教えてくれないか?」
「んー。ここではいては言えないな。ちゃんとした所で話してもいいかなぁ?」
「もう一発勝負で聞かせてくれ。」
「やれやれ。血の気の多い奴らだ。」
しばらくしてまた莉が勝ちました。
「フォーカード」
「うげーまた・・・負けた・・・クズカードしか回してないのに何故だ。」
「グルで詐欺してるのならば俺は最高の詐欺師でいくわ。」
「極悪だわ。だか、魅力があるところがあるな。後でそちらに向かいますから覚悟しとけよ。」
「他言しないと誓えるか?」
「ああ。配下になったうえにこうやって遊んで貰えなくなるのも困るなぁー。だから、守るよ。」
「信じていいんだな?」
「もちろん。男には二言はいらねーのは分かってるはずだよな。」
「そのどうりですな。」
「何だか男と話してるみたいだ。」
「実は少し前までは男だったんだ。」
「ま、まさか・・・隣国の聖騎士団団長ですか?」
「小声で話させて悪いけどそうだよ。で訳あってこの有様だ。だから、その家に来てくれと言う話だ。」
「お前ら小声で何を話しておる?」
「んー。酒のおつまみどうするか話していた。ここのマスターの酒や珈琲豆と酒のおつまみが絶品すぎるんだもん。」
「本当かぁ?」
「温野菜とあのティップのソースとエールを最初に頂いた後どうするかだよねー。」
「いや、最初に出る温野菜とティップだとエールが2杯は行ける。」
「何をおっしゃる3杯飲めるだろう。どのような酒でも美味しいのは変わらないだろう。」
「お前らのここへの思いをきちんと話していて決めようとしてくれるのは嬉しいぜ。」
「今夜、俺らくるから、よろしくお願いします。」
「ガハハ。今夜待ってるぜ。」
「莉香さんの荷物が多いですね。莉香さんの荷物持たせてもらうぜ。」
「あら。ありがとうございます。行きますね。」
「まだ後でな。」
「はーい。」
莉香達は荷物共に住まいへ戻りました。
「ただいま戻りました。」
「おかえり。・・・ってお前達。なんで莉香と一緒にいるんだ?」
「尭様、悠斗様〜。莉香さんは2人の使用人でいたんですか?」
「俺らより少し前に去ったから、父が不快なことさせたのかと考えていました。」
「前の王と尭様と悠斗様はかなりしたっておりました。しかし現の王は税の上げや暴君すぎてついていけなかったのです。」
「うーん。莉香。何が案はあるか?」
「そうですねぇ。皆さんの気持ちを考えますとここでは使用人として一時的雇用として、平和と尭様が王に即位された時に再雇用あるいは先代王の意志を尭様の元で働く事はいかがでしょうか?」
「なるほど。国を思うだけじゃなく爺様や俺を慕ってくれる人がいるってことか。あなた方は俺が王になっても俺と一緒に国を守るダメに協力してくれるか?」
「はい。どこまでもお供いだします。」
「莉香。俺が王になるまで使用人としてふるまいつつ護衛と情報収集依頼したい。王になったら、友好関係をずっとしていきたいと考えておるんだが、ダメか?」
「こんな私でよろしいんでしょうか?」
「もちろんだ。莉香と出会ってから、仕事だとか言いつつ、自分の苦悩をしながら俺らの事親身になって考えで言ってくれてるじゃないか。それがとても嬉しかったんだ。」
「こんな私ですが、よろしくお願いします。」
「ああ。よろしくな。」
「彼らは使用人の部屋に案内致しますね。」
「ああ。夕飯も期待しておるよ。」
「はい。楽しみにしていてくださいね。案内する前に私の本当の紹介してませんでしたね。自分はヤイル王国騎士団団長の宮下莉と申します。わけがあり、女の姿になってしまいまして。」
「まさか優しき鬼の騎士団団長が女に・・・。まさか性別が変わる薬を飲んだんですか?」
「自らの手で飲んだわけじゃない。売人が使用人に騙して売ってうちら3人の料理に入れたらしい。」
「それで莉香さんの料理に当たったわけか。」
「それでこんな姿になってしまったんです。」
「ヤイル王国に行った性別が変わる薬は1つは使われたとしたら、残りはどうなった?」
「売人を始め薬全部回収出来たうえに全部処理をして1つも残らずしました。しかし、1つは使われたうえに俺に当たったことに残念だとしか言えないです。」
「そうだよな。誰も頼らずにここまで来てくれたな。ありがとうな。」
「いいえ。仕事なので。さぁ。使用人になる方の部屋を案内致します。こちらへ。」
案内と夕飯をやり、使用人でお酒飲みに楽しんだ。
莉は夜、酒が抜け1人で自部屋で姉さん義兄さんの写真を見て涙を流していると誰かが入って来ました。
「莉〜。悪いけどちょっと良いか〜?っわ。ど、どうした?な、なんで泣いてるんだ?」
「いつまで開けてるんだよ。閉めろよ。」
「お、おう。そこの椅子に座ってもいいか?」
「勝手にしな。」
「冷てーな。お茶とお茶菓子を持ってきたんだから、昔みたいに話そうぜ。」
「はぁー。さっさと要件話せよ。」
「昔みたいからそうだったな。莉が泣いていたのは莉の姉夫婦が死んだことがそうなんだな?」
「そうだよ。2人目の姉が病死で死にぎわで会え無かった。夫婦には姉弟がいたんだ。」
「6歳と1歳の子がいたな。今、どうしている?」
「今は両親が見ている。いずれは俺が引き取って育てるつもりだ。」
「そうか。女の体じゃ大変だから、俺は莉の親父になるよ。2人で育てようぜ。」
「馬鹿じゃねーの?頭がおかしくなったの?」
「俺は莉の背中を追いかけて騎士団に入ったし、莉が副団長に任命してくれた時は莉の傍に近つけたと思った。ずっと莉とそばにいたいだから、親友のまどかを守るダメのと俺らが夫婦で戦前で守り抜こうぜ。だから、莉のことがどんな姿だろうが好きなんだよ。愛しちゃ行けねーのかよ。莉。」
「一之の馬鹿。嫌いになるわけねーじゃん。」
「私だって莉と一之が友達として好きで信頼できるから、騎士団団長と副団長に2人をなれないか話したら、2人の信頼があるから、慣れたし私も莉がとこかに行ってしまったら、やっぱり辛いよ。莉は騎士団団長としていないとみんなとても不安だし、私も含めていなくなると困る。だから、どこも行かないで欲しい。」
「莉を思ってくれるのは莉が沢山の人達を思って動いていた結果がこれだ。みんなの思いを大事にしてやれよ。」
「尭様。悠斗様。そうですね。この戦いが終わりましたら、ヤイル王国に戻りますか。」
「俺の交際の申し込みはどうするんだよ。」
「同然、却下するわ。なんでそうなるの?」
「莉〜。俺を捨てないでくれよー。俺は莉の事しか愛してないんだから。頼むよ。」
「知らんわ。引っ付くな。」
「莉。いいんじゃないの。莉の事をめっちゃ見てたし、信頼出来るのはこいつだけじゃないの?」
「・・・。はぁー降参。まいりました。」
「俺と付き合ってくれるのか?」
「そうなるでしょう。俺に不愉快な事があれば別れるからな。」
「相変わらず厳しいなぁ。」
「厳しくない。悔いないよう気をつけなよ。」
「おう。」
「な、なんだよ。一之・・・ち、近づくな。」
一之は莉の身体と頭を優しく抱きしめ優しくさすり始めました。
「嫌がもしれんが、今だけ思いっきり泣いておけ。」
「バカヤローだな。だか、今だけ借りるとするよ。」
莉が落ち着くまで涙をかなり流し続けやっとおちつきました。
「一之・・・すまなかったと言うより、ありがとうな。」
「気にする事はねーよ。昔も今も、親友で相棒だろ?いや、今は恋人だろ?」
「早速ですが、一之はヤイル王国に帰ってもらおうか?」
「い、いやいや、ちょっと待ってくれよ。最後の発言は謝るから、それだけはマジ勘弁。」
「良いですか、この国では自分は使用人。一之とまどかはお客様で悠人様と尭様は自分の主なのですよ。一之は(俺の恋人)発言やオーラをしてしまうとふしだらな使用人で噂され、出てかなくてはなりません。だからこの国では禁止だ。良いな。」
「確かに危険きまわりないな。細心の注意を払うとしよう。一つ聞いていいか?」
「何?」
「俺と莉香は家族が居ないはずなのに姉さんって言ってるがどういう事だ?」
「俺が10になるときに今の姉さんが同級生に虐めてるところ俺が助けたら今の家族に養子で入らないかって話が合って悩んだが入った。今の家族も俺も同じ宮下だったのと将来は騎士になるのも知っていたから問題ない。」
「初めて知った。変わったのも納得した。」
「一之も神鷹家に養子で入ったが友情は変わらなかっただろう?」
「ああ。昔も今もな。これからもよろしくな。」
「ああ。」
一之と莉は握手しました。
「友情はかなり深まったな。これからどうするのか教えてくれないか?」
「かしこまりました。証拠はかなり集まったのと俺用の鎧も用意がありまして、後は決定的な物があればいいと思ってなぁ。」
「あっ。スピーカーが街にあってマイクが王のところにこっそりあって、スイッチは俺の元にあるから、俺がやるよ。」
「だとしたら、俺らの駆け引きでやればいいのか。」
「一緒にやってくれるか?」
「もちろんです。ヤイル王国の王は三日後に来ます。まどかと一之はヤイル王国の王のところに参れ。」
「莉は?」
「俺らも王に参る。莉は襲撃をかけるのか。」
「左様です。一発勝負で行きます。心してやってくれ。」
「了解。」
王が来る前夜の日に莉の部屋にこっそり集まり話を始めました。
「みんな、よく集まってくれてありがとう。明日の流れを話すからよく聞いてくれ。」
「大丈夫なんだよな?」
「問題はありません。準備はもう出来ています。4人の流れだけしっかりと確認をして動いてください。分かりましたか?」
「お、おう。何故そこをしっかり聞くのだ?」
「俺が女になったのもこの国も何人が性別が変わってしまった人は多くいる。原因はなんだった?」
「性別が変わる薬を飲んだが飲まされたから?」
「正解。売人とこの国の住人の話を聞いたがこの国で精製をしていたと言っていた。俺自身で確認をしたら嫌で作っていたことが分かった。」
「王へ怒りが増していると言うことが?兵士達の怒りもないのもおかしい。」
「その通り。兵士達も国民もそうとうの怒りがある。俺達がその王をその座から降りれるようにするには俺らがしなくては行けないです。」
「ってどうするの?」
「4人は普通に王と会話してください。俺はあとから、行きます。」
「莉の事を聞かれたら、どうすればいいですか?」
「俺は見つけられたが途中まで一緒にいたけと、どこに行ったか分からないとか言っときな。」
「なんでですか?」
「俺もやる事があるから、一緒に入られない。だが、途中から共に戦えるダメに合流するから。」
「本当に来て戦って下さるんですか?」
「約束だ。まどかと一之と俺は昔も今も未来も一緒にいるんだろ?」
「・・・うん。」
「だったら、俺を信じてくれないか?」
「分かった。莉に全て信じる。だから、私達2人からの約束をしてくれませんか?」
「約束?」
「はい。この戦いが終わりましたら、3人でヤイル王国に帰り昔のように暮らしましょう。莉の約束を守るので私達の約束を守って欲しいのです。」
「昔のように暮らすのは難しいね。」
「なんでですか?」
「女の姿になってしまったこの身体には家族にも理解は難しいし、女の騎士団団長は笑いものだ。昔のようにガンガン行くのは無理だろうな。」
「家族の件は私に任せてよ。騎士団団長は女の姿でも莉じゃなきゃ務まらないの。お願いします。」
しばらく沈黙の中、よく考えて答えました。
「分かった。絶対の約束だね。あっ。友情の証でこれを用意したんだ。」
莉は何が思い出したかのように引き出しから、何かを出しだしました。
「何?・・・イヤリングだ。」
「綺麗だな。何故3つなんだ?」
「俺らの昔からの友情の証で作っていたんだ。これはまどかでこれは一之でこれは俺だ。俺からのプレゼントだ。」
「あ・・・りが・・・と・・・う・・・。」
「俺のも作ってくれたのか?」
「もちろんだ。俺達の瞳の似た宝石があって、それを使ったんだ。それぞれデザインが違えども俺達は大切な家族ぐるみだって事忘れるなって意味で作ったんだ。って何をしているんだ?」
「さっそく着けて見たんだけど似合うかな?」
莉はそっぽ向き恥ずかしげに話をしました。
「自家自讃したくなるくらい似合いすぎだな。」
「えっ?なんで言ったの?」
「まどかが大人ぽく姫じゃなく素敵な女王様に見えるんだってよ。」
「まぁ。自家自讃したくなるくらい似合ってるって事ね。
莉。ありがとうございます。」
「自家自讃したくなるくらい似合うって言ってるんだけど・・・まぁ。いいか。」
「まぁ。戦いになれば俺と一之とこの国で平和を祈る騎士団団長と副団長でやるだけだ。明日は早く行くんだろ?休みなさい。」
「莉。眠くなるような暖かいものを入れてくれない?」
「かしこまりました。身体が温まる飲み物を用意致しますね。」
「何を用意してくれるの?」
「生姜と酒粕と牛乳があったはず‥よし生姜と酒粕入りホットミルクができます。それでよろしいでしょうか?」
パァと明るくなって笑顔で聞いてきました。
「本当にいいの?」
「ええ。もちろんだよ。ちょっと待っていてね。」
「わーい。楽しみ。」
「楽しんでいいんだが食卓で待っていてくれませんか?」
「はーい。」
莉はため息と共に部屋を出て生姜と酒粕入りホットミルクを作り持っていくとまどかと一之と尭様と悠人様以外に使用人が居ました。
「莉香様。すみません。生姜と酒粕入りホットミルクの話を入れるって話を聞いて‥我らにも頂けないかと思いまして‥ダメでしょうか?」
「ええ。皆さんの分のも用意してありますので皆さんで話しながら飲みますか?」
「わーい。」
みんなで積もる話をしてそのまま寝てしまい気が付いたら夜明けだった。
莉香は夜明け前から家事をしてました。
「おはようございます。朝から酷い顔をなんどかしてきてください。」
「おはようございます。顔を洗ってくるのと服を着替えてきます。」
「今日はまどかの父上が9時半頃に大通りを通るから衣装はいかがでしょうか?」
「どうしよう。来た時の服じゃ困るかも。」
「だろうと思った。昨日差し上げたイヤリングセットを用意してあります。食後にヘアスタイルをやるので着替えてください。良いですか?」
「ヘアスタイルはできるの?」
「もちろん。昔はよくやっていたが、こっでもさらに腕を上げている。早めに朝食と支度の準備をいたします。」
「ありがとう。」
「一之。朝食後に騎士団の身をまとうように。良いですね。」
降りてきたタイミングで言われて驚きは隠せてなかった。
「とうとう、この日が来てしまったか。ヤイル王国の王が城に入る時間の予測は着いてるな。言ってくれぬか?」
「かしこまりました。ヤイル王国の王は9時半頃に大通りを通ります。どんなに話されても9時55分頃に城に着きます。」
「なるほどな。莉香は単独行動で参られるのか?」
「はい。やる事がございますのでまどかの同行は途中までしかいられません。誠に申し訳ございません。」
「いいのです。莉香はやる事がございますので仕方がございません。ただし、必ず私のところへ帰ると約束してください。」
莉は片膝を着き言いました。
「かしこまりました。必ずやまどか姫の所へ戻ると約束を果たしだします。」
「れ、莉香。なんで、頭を下げているの。」
「今は、普段通りにお願いします。」
「はい。」
朝食が終わり、まどかは部屋で着替えの準備を始めようとした頃にノックがあって開けると莉が軍の鎧を着てドレスと小道具を持って立ってました。
「れ、莉。そ、その姿は・・・。入って話を聞かせてくれませんか?」
「はい。失礼します。」
「かしこまりました。」
莉は、入ってドレスと小道具を置きました。
「剣と鎧を調整をいたしまして、剣は以前よりも重く鎧は身体に合わせあります。おかしいでしょうか?」
「いや、似合いすぎてビックリしてます。ヘアスタイルも自分でやったんですか?」
「そうだよ。さぁ。こちらに着替えてください。」
言われるままに着替えて莉がドレスとヘアスタイルを仕上げてイヤリングを着けました。
「はい。出来上がり。いかがですか?」
「おほほう。すごく素敵。」
「何があっても崩れないヘアスタイルになっております。」
「本当に?凄いです。本当にありがとうございます。」
「いつでもあんであげるから。それより、合流をして移動をしよう。」
「はい。」
みんなと合流をして莉以外でお城の入り口の前で待っているとヤイル王国の王様と従者を含めてまいられ、まどかと一之がいたのが驚いてました。
「何故お前達がいるんだ?2つの依頼したはずだ。」
「はい。確かに依頼されましたが、ある人がここへ行き、こちらの王のところへ行くよう指示をされました。」
「その指示は誰なんだ?」
「それは王の会談中に合流をする。それまでシークレットだと言われてます。」
「莉は見つけられたかどうかは分からずしまいか。」
「それは・・・か、会談までは何が起きるかは分かりませんから。」
「そうだな。参られよう。」
「はい。」
ヤイル王国の人達は応接室に案内されるさい、尭様と悠斗様は指示通りに騎士団団長と副団長を含めて玉座の間にスタンバイをさせました。
まどかと一之に合図があり、次の行動を起こしました。
「王様。素敵な話をして下さってる中、申し訳ございません。王が座る席の玉座の間を拝見したいのですが、よろしいでしょうか?」
「こ、こら。まどか。」
「良いじゃないか。理由があって、言ってるではないか?」
「はい。国民や兵士の方々が玉座に座られている姿が素敵だという話をお聞きしました。それで我が王国に戻る前に拝見出来たらと思いまして。それで出来ないでしょうか?」
「ハハハ。嫁入り前のレディだ。2度と見れない機会だ。1回は見せとこうじゃないか。こちらだ。」
「?!ありがとうございます。」
「こちらへどうぞ。」
「はい。」
まどかと一之とまどかの父親は国王陛下の案内のもとに玉座の部屋に案内されると兵士が両サイドに横3列で縦が長く多くおり王は驚き、まどかは口を開きました。
「さすが国王陛下ですね。兵士をここまで警備をぎっちりとされてるなんでされてるなんでさすがの一言で済まされないくらいですわ。」
「い、いや、お、お前らなんでここで何をしているんだ?さっさと街の警備をしやがれや。」
「おやおや。国王陛下の化けの皮が剥がれましたね。」
「まどか。これを狙っていたんか。」
「あの人からのいくつかのミッションの1つで私はあなたをここへ導くことでした。」
「あの人って誰だよ。」
「もう少しの楽しみですよ。それに俺らの会話を付き合ってくださいよ。父上。」
「そうですよ。面白い品物も沢山持ってたのでお相手してくだいよ。父上。」
「尭に悠斗。何故2人がおるんだ。城から追い出し、王の座から剥奪したものが。」
「残念ながら、父上。王の威厳は現在で終わりなんですよ。」
「なんだと?」
「これは知っておられますか?いや、知っているはずです。これを発見して研究をさせたセイビル草です。どんな薬草が知ったどたんに何をしましたか?」
「お前達は何を知る?国民や兵士達に知られたところで俺は何もしてない、知らないと言えば終わりだ。俺はこの国とあなたの国ヤイル王国を全ての国民を性転換済ませて新たな国を作ってやる。まどかの一之副団長の親友が行方不明になったと言うが、女になったから嫌で消えてるんだろ?どうせ見つからないんだろ?」
「そんなことない。絶対に来てくれる。」
「本当に健気で可愛いんだな。だがお前達から、正転換してやるか。」
「そうはさせない。」
「お前達の運命は変わらないんだよ。」
「運命は変えさせない。」
空中に舞ったと思えばまどかの前に立ったと思いきや鞘から剣を抜き構えた莉が居ました。
「まどか様、遅くなり申し訳ございません。」
「いいえ。タイミングよく来てくださったタイミング良いです。莉、あの方を追い詰める決定的の品を持ってきてくれましたか?」
「はい。持ってくるのに苦労しましたがこちらのバックに入れて持ってきました。」
「ありがとうございます。」
バックを受けとりまどかは中身を確認をした後放った言葉は衝撃でした。
「莉は独自に調査をしてました。結果を今、拝見させていただきました。せいてする薬を使用人や国民の数人に使用させたうえに他国にスパイを送り秘薬として売買させて売り上げは性転換の薬の資金源として力をいれていたんですね。それで被害が多く国々の団結はくずれかけてます。」
「俺の計画が進んだことになるだろう。それは素晴らしい。」
「どこかでしょうか?一度は崩れかけていたものが再度確認と以前より絆は深まり現在の王であるあなたが退任をして新王である尭様がなられるのあればより良い方向へ進めようじゃないかという話に決まりました。」
「何言ってんだが分からないぜ。完全に分裂したんだろ?」
「いいえ。こちらの書面に書かれており、署名もございます。確認いたしますか?」
「誠なのか?確認させてくれ。」
「こちらになります。確認をお願いします。」
まどかの父でありヤイル王国の王と尭様と悠人様が確認をしたさいサインは各国の王のサインは本物と分かり言いました。
「莉といったか?よくここまでやってくれた。まどか、これよく本物だと分かったな。」
「ありがとうございます。」
「各国の遊んで頂いた時にサインを拝見したことがございます。それで覚えてました。莉は女の姿になってしまいましたが昔みたいにずっとそばでそちらの王子様方を含め私達4人の身の回りと身体のことやってくれたんですよ。」
「騎士団団長の莉なのか?」
「はい。そうです。4人の使用人として身を潜ませておりました。」
「そうか。今まで苦労かけたな。すまなかった。」
「謝罪は母国に帰った後にお願いします。一之。構えときなさい。」
「おう。」
「騎士団団長、副団長。お願いします。」
「はっ。仰せのままに。」
「大臣。」
「はっ。こちらに。」
「大臣は我が国の騎士団共を再教育しろ。俺はヤイル王国の騎士団の方を相手してくる。」
「国王お気を付けくださいませ。」
「ああ。そっも気をつけろよ。」
「はっ。では行ってまいります。」
「さてと2人とも