おれは一瞬で彼女の虜になった。


正直その時の俺は相当ダサかったと思う。


千影が入部してから約3ヵ月後に告白すると

まさかのOKがでて


嬉しくて舞い上がったのを覚えてる。




「輝せんぱいっ!!お水っどうぞ!!」



あぁ、きた。


可愛い生物が俺を襲いにきた。



「ありがとな、千影」


ちっさい千影に身長を合わせるように屈んで

耳元でそう言えば


千影は何度も頷き、顔を真っ赤にして走り去って行った。