次の日。
いつもどおりの朝。いつもどおり授業も進んでいき、もうすぐ給食って時。
彼が私のクラスにやってきた。
私は廊下の窓際の席だったから、窓から顔だけだして外の様子を眺めてた。
すると彼が、私のところまで来て、ほっぺたをむにゅって。
軽くつまんだ。
「何すんのよー」
って言ったら
「ごめんごめん」
って笑いながら言ったの。
まさかこのほんの数時間後にあんなことになるなんて。

給食を食べて、いつもどおりの昼休み。
同じ部活の親友数人とお喋りしてたの。
クラスに馴染めたかとか、いろいろ。
たくさん笑いあってたその時だった。
「茉子。」
彼と仲のいい友達に声をかけられた。
「なに?」
「こいつが別れようだってさー」
って言いながら彼を指さしたの。
また冗談のつもり?なんて思いながら
「ははまた?笑」
って笑ってたら、彼が
「別れよう。」