それからも奏汰さんはしばらく元気がなかった。

責任感が強いのかやっぱり優しいからなのかわからないけど奏汰さんは苦しんでる。

こればかりは時間が解決してくれるしかないと思う。

私は出来る限りの事を一生懸命やった。

すると少しずつだけど奏汰さんも笑顔を見せてくれるようになってきた。

元気がない時は冷たかった奏汰さんも最近は甘えてくるようになった。

それがとても嬉しくて、また前のように元気になるといいなって思った。

これから奏汰さんはどんどん患者さんを受け持つようになるしこういう事もきっといっぱいおきる。

その度に私が笑顔で支えなきゃ。

奏汰さんの彼女として。