奏汰さんの目覚まし時計が鳴って起きる。

「おはよう。」と奏汰さんが言って支度を始める。

奏汰さんより早く起きないとダメだった。と後悔しても遅いので急いで朝食を作る。

奏汰さんが着替えたり歯磨きしている間になんとか作り終えた。

奏汰さんが席についたので「いただきます。」と言ってから一緒に食べる。

「美味しいよ。」と奏汰さんが褒めてくれた。

「ありがとう。」と私は言ってハッとした。
お弁当を作るのを忘れていた！

「奏汰さん……ごめんなさい。お弁当作るのでちょっと待てますか？」と聞いてみたが

「今日は大丈夫だよ。じゃあいってきます。」と言われてしまった。

「いってらっしゃい！」と言って玄関まで行くと奏汰さんがまたキスをして微笑んでから家を出た。

……明日は早く起きなきゃ。
私はスマホのアラームをセットして、片付けをする。
そして鞄から歯ブラシセットを出して歯磨きをして家の掃除を始める。

やれる事はちゃんとしないと。

少し早いけどお昼ご飯も作ったりしていたらあっという間に11時くらいになっていたのでご飯も食べてしまおう。

午後からは洗濯だ。
洗剤とかの場所も聞いてないけどすぐわかるはず。

奏汰さんはなんでも完璧だから。