「ここがリビング。そして玄関にトイレがあるから。寝室は後で案内するね。」と言って奏汰さんが買い物袋の中身を冷蔵庫にしまう。
「私も手伝います!」と言って私がほとんど冷蔵庫にしまった。

「ここに鍋とかフライパン。それと調味料は後ろの棚。食器はここ。あとここに食洗機もあるから使って。洗剤をここに入れて蓋をしてスタートを押すだけだから。」と言って奏汰さんが色々説明してくれた。

奏汰さんが「あとお風呂はここ。これから沸かすね。」と言って居なくなってしまったのでどうしていいかわからずウロウロとしてしまった。

「姫愛。ソファーに座っていいんだよ?」と奏汰さんが風呂場から出てきて言う。

大きなテレビの前に素敵なソファーがあったので座る。その横にすぐ奏汰さんが座ってきたのでドキドキしてしまう。

「姫愛…。今日は疲れたでしょ?俺もなんだか緊張して疲れた。お風呂に入ったらゆっくり寝ようね。」と言って奏汰さんがテレビをつけたのだが一緒に寝るのが凄く恥ずかしくって困った。

「あの…一緒に寝るんですか?」と聞いてみたら
「ベッドは広いから大丈夫だよ。あと敬語はもうつかわないでいいよ?家ではくつろぎたいんだ。」なんて奏汰さんが言う。

やっぱり一緒に寝るんだ……。

私は顔を真っ赤にして下を向いてしまった。