次の日、1人で送迎バスに乗って病院へ着いた。

受付をして桜ちゃんに会いにいく。

「桜ちゃん。あのね…私、告白しようと思うんだ。」

と言うと桜ちゃんは驚いて

「姫愛ちゃんが！？凄いね！でも姫愛ちゃん美人で綺麗で素直だからきっと大丈夫だよー！もし、振られても桜が慰めてあげるからドーンと行っておいで！」なんて励ましてくれた。

こうなったらやるしかない！

私はありったけの笑顔で
「頑張ってくるね！」と桜ちゃんに言って先生の所に走って行った。

でもまだ順番じゃなかったので扉を開けそうになりながら立ち止まった。

扉の奥から先生の声がする。

私は緊張しながら待合室の椅子に座った。

そして「綾瀬さんどうぞー。」と言って呼ばれた。

ふぅー…っと溜め息をついて、深呼吸もする。

私は扉を開けて挨拶をした。

「おはようございます。」