私が部屋でやっぱり死にたいんだって、自己嫌悪に陥っていると、先生と知らない女の人がやって来て説明を始めた。
「カウンセラーの高野さんです。」と先生が言い、「高野です。よろしくお願いします。少しずつでいいのでお話しをお聞きしたいです。」と女の人に言われた。

「……綾瀬です。よろしくお願いします。」

「綾瀬さんに何があったのか話してもらえますか?」と高野さんは言った。

私は正直にセクハラやイジメ等で精神的に苦しい事があり、餓死しようとした事を高野さんに説明した。

先生も横で聞いていたのが凄く恥ずかしかったのだが、医者だから仕方ないのかと思ってなんとか耐えた。

「綾瀬さん。これからどうすれば病気が良くなるのかまたそういった事に悩まされてる人を救う仕事を私達はしています。安心してください。きっと良くなりますから。」

と先生が言い、高野さんも微笑んだ。